ドラゴンズ タイトル争いの展望
中日ドラゴンズは現在100試合を消化して、残り試合も少なくなり始めている。タイトル争いも本格化している。今回は、2021年シーズン終盤戦に向かって、タイトル争いの現状を紹介する。
打率
打率(8/30終了) | 打率 | 数 | 安 | ||
1 | オースティン | De | .3175 | 274 | 87 |
2 | 桑原将志 | De | .3112 | 347 | 108 |
3 | 佐野恵太 | De | .3071 | 381 | 117 |
4 | 近本光司 | 神 | .3067 | 401 | 123 |
5 | 鈴木誠也 | 広 | .3027 | 294 | 89 |
6 | 宮﨑敏郎 | De | .3000 | 370 | 111 |
9 | 大島洋平 | 中 | .2979 | 386 | 115 |
現在、セ・リーグで打率3割を超えている選手は上記の6人。中日のトップは大島洋平で、3割手前の9位。残りの試合数とトップの差から、首位打者を狙える距離だといえるだろう。自身初の首位打者は射程内だ。
安打
安打(8/30終了) | |||
1 | 近本光司 | 神 | 123 |
2 | 佐野恵太 | De | 117 |
3 | 大島洋平 | 中 | 115 |
4 | 宮﨑敏郎 | De | 111 |
5 | 桑原将志 | De | 108 |
首位打者とともに大島は最多安打にも近づいている。大島は、2019年から2年連続最多安打を達成しており、昨年も終盤から追い上げた印象がある。例年とは違い、打順が3番であるため、打席数が若干少なくなるかもしれないが、コンスタントに複数安打を残せる大島なら、タイトル獲得は十分に可能だろう。
打点
打点(8/30終了) | |||
1 | 岡本和真 | 巨 | 88 |
2 | 村上宗隆 | ヤ | 72 |
3 | 山田哲人 | ヤ | 68 |
4 | サンズ | 神 | 61 |
5 | ビシエド | 中 | 60 |
5 | 佐藤輝明 | 神 | 60 |
中日の打点トップはビシエド。リーグトップと28打点の差をつけているが、1試合で複数打点が可能な項目だけに、入れ替わりは激しくなりそう。この中にビシエドも混ざれば、来日初の打点王も狙える。
盗塁
盗塁(8/30終了) | |||
1 | 中野拓夢 | 神 | 22 |
2 | 近本光司 | 神 | 20 |
3 | 塩見泰隆 | ヤ | 18 |
4 | 大島洋平 | 中 | 16 |
5 | 髙松渡 | 中 | 12 |
リーグの盗塁ランキング上位5人には、大島と髙松渡が入っている。大島は8月29日の巨人戦で2盗塁をマークしており、着実にトップとの差を詰めている。髙松は途中出場が多く、なかなか数字を増やせないかもしれないが、勝敗を決める盗塁に注目したい。大島は2012年以来2度目のタイトル獲得を目指す。
防御率(8/30終了) | |||
1 | 青柳晃洋 | 神 | 1.91 |
2 | 柳裕也 | 中 | 2.10 |
3 | 森下暢仁 | 広 | 2.42 |
4 | 髙橋優貴 | 巨 | 2.71 |
5 | 小笠原慎之介 | 中 | 3.23 |
6 | 大野雄大 | 中 | 3.31 |
現在、中日からは柳裕也、小笠原慎之介、大野雄大が規定投球回に到達中。ただし、シーズン終了時に必要な規定投球回ではない。リーグ2位の柳は、タイトル射程内だろう。プロ入り5年目での自身初のタイトル獲得を目指す。
奪三振(8/30終了) | |||
1 | 柳裕也 | 中 | 132 |
2 | 戸郷翔征 | 巨 | 96 |
3 | 小笠原慎之介 | 中 | 88 |
4 | 森下暢仁 | 広 | 84 |
4 | 大野雄大 | 中 | 84 |
防御率と同様、上位に柳、小笠原、大野雄がランクイン。特に、柳は2位を大きく離して現在リーグトップ。中日で最も獲得に近い項目だ。奪三振に拘り過ぎると、配球に影響する恐れもあり、試合の自然の流れで三振を増やせばベストだろう。