中日ドラゴンズ研究室

何かしら頑張ろう

2021戦力チェック(31) 投手16

投手編第16回は、ロドリゲス、濱田達郎の2投手。

 

ロドリゲス

投手 背番号67 右投右打
1997年3月10日生まれ キューバ出身
キューバリーグ-中日(20年~)
2020年:11登板3勝4敗0セ(防4.12)
年俸:6000万円(+4500万)

 

ロドリゲスは2020年にドラゴンズに育成契約を結び入団しました。2019年秋、キューバ代表として参加していたWBSCプレミア12での活躍が獲得のきっかけだったようです。中日では育成として背番号212を着け、ファームでは先発登板を中心に、防御率0点台という非常に安定した投球を見せました。活躍が評価されたことにより、8月3日に支配下登録され、背番号は67。8月9日に1軍昇格し、この日の巨人戦で先発。7回途中2安打の好投を披露しますが勝敗はつかず。翌週の8月15日の巨人戦では、7回1失点で初勝利を挙げました。シーズン途中からの活躍は大きなインパクトを残しました。

150キロ中盤の直球に加えて、切れ味鋭いスライダーを操り、打者を翻弄するロドリゲスは、チームの先発ローテに厚みをもたらす存在となりました。今年は来日2年目のシーズンとなります。感染症の影響で例年の日程から大幅に遅れ、日本に到着したのは2月2日。自宅待機期間を経て、春季キャンプに合流したのは2月18日でした。シーズン開幕まで残り1カ月。ここから開幕に向けた調整に期待です。

 

濱田達郎

投手 背番号69 左投左打
1994年8月4日生まれ 愛知県出身
愛工大名電高-中日(D2,13年~)
2020年:7登板0勝0敗0セ(防6.75)
年俸:550万円(-50万)

 

昨年は救援としての登板機会が多く、1軍では7登板に終わりました。少ないように感じますが、再三故障に苦しんだ濱田にとって、4年ぶりの1軍登板を果たしたことは、大きな一歩かもしれません。2014年5月に緊急先発でプロ初先発初勝利初完封を記録しますが、この年の夏に左肘の靭帯損傷で緊急降板。2016年には左腕のしびれから左肘尺骨神経剥離術を受け、オフに育成契約になりました。その後、2017年の左肘尺骨神経剥離術、2018年の血行障害と、幾度と怪我に悩まされました。リハビリに長期間を費やし2020年からは支配下登録され、サイドスローに変更しました。

今回の春季キャンプは、完全復活を目指して北谷組スタートで迎えました。しかし、2月4日のブルペン投球中に足首をひねったようにして転倒。精密検査を受けるため、2月7日に名古屋に戻りました。そして、2月16日に右足関節の靭帯縫合術を受けたことを発表。またしても故障で足踏みすることになりました。紆余曲折のプロ野球人生を走っている印象はありますが、今後の動向に注目です。