中日ドラゴンズ研究室

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2021戦力チェック(25) 投手13

投手編第13回は、清水達也、マルクの2投手。

 

清水達也

投手 背番号50 右投右打
1999年11月3日生まれ 埼玉県出身
花咲徳栄高-中日(D4,18年~)
2020年:6登板1勝1敗0セ(防3.38)
年俸:800万円(現状維持)

 

花咲徳栄高校在籍時はリリーフを中心に活躍し、3年夏の甲子園大会では全国制覇に貢献しました。また、高校生の日本代表も経験しました。プロ入り2年目の2019年には、5月12日の阪神戦でのプロ初先発初勝利を含めて、8試合に先発して2勝を挙げました。3年目の2020年は、開幕からファームで先発登板を重ねました。8月に月間MVPを受賞し、9月18日に1軍昇格しました。9月25日の巨人戦での救援登板では、4回を投げて無失点の好投。翌週から先発ローテ入りしました。以降は10月11日の巨人戦で白星を挙げたのみでした。

個人的には、まずまずの成績ですが、長く調子を保てなかったような印象でした。一方で、ファームでは11試合に登板し、4勝1敗、防御率1.38と好成績を残しました。速いストレートと切れ味鋭いフォークを武器にする清水は、今季の春季キャンプで北谷組に帯同しています。2月7日のシート打撃では、打者6人と対戦し、2本のヒットを浴びました。第3クール以降の練習試合でアピールを重ね、開幕ローテ入りを目指します。高卒4年目となる今季の飛躍に注目したい若手投手です。

 

マルク

投手 背番号53 右投右打
1995年7月18日生まれ 愛知県出身
東邦高-龍谷大-中日(D育2,18年~)
2020年:3登板0勝0敗0セ(防12.00)
年俸:420万円(現状維持)

 

マルクは2018年に育成として入団し、ファームでの公式戦初登板は2019年でした。リリーフ登板を重ね、2019年は2軍で18試合に登板し、防御率は1.99と奮闘。そして3年目の2020年は、登録名を「石田健人マルク」から「マルク」に変更。ファームでの好投が評価され、9月23日に支配下登録されました。背番号も209から82となり、10月10日に1軍昇格。この日の巨人戦でいきなりプロ初登板しました。3登板しましたが、大きく爪痕を残すことができず、10月26日に登録を抹消。一方で、ファームでは23試合に登板して、3セーブを挙げ、防御率は2.05。契約更改では「1軍は自信ある真っ直ぐも打たれた。まだまだ、もっともっとやっていかないと」と口にしました。

グラブを高く突き上げて投げるマルクのフォームは、とある芸人から一目置かれ、期待が高まりつつあります。4年目のシーズンとなる2021年は、背番号がさらに若くなり「53」に変更。支配下選手として迎える初めての春季キャンプでは読谷スタートですが、ここからでも十分に開幕1軍を目指せます。1軍固定など、更なる活躍に注目です。