中日ドラゴンズ研究室

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2021戦力チェック(21) 投手11

投手編第11回は、ロサリオ、三ツ間卓也の2投手。

 

ロサリオ

投手 背番号42 左投左打
1994年5月18日生まれ ドミニカ出身
MLBツインズ-MLBカブスMLBロイヤルズ-中日(21年~)
年俸:5000万円

 

MLBでは、4年間で69試合に投げ、これは全て救援での登板でした。スリークォーター気味のフォームから150キロを超えるストレートを投げ、ツーシームやスライダー、シンカーといった球種を持っているそうです。また、変化球主体の投球をする投手で、中でもスライダーは、速いだけでなく変化量も大きいようです。一方で、ストレートを打たれることが多く、被打率は2017年に.556、2019年に.500というデータもあります。左打者との相性も良く、対左打者の被打率は.184だそうです。インターネット上に掲載されている様々な情報を漁っていると、少し変則的な印象がありますが、慣れない打者にとっては有効な投手かもしれません。

ロサリオはメジャー在籍時と同様、左のリリーフとして期待が高い投手です。心配点は、感染症の影響と、日本での試合球でも同じ程度の質を持つボールを投げられるかどうかですかね。中日で昨年フル回転した救援左腕は福敬登のみでした。ロサリオにはワンポイントでの期待も含めて、更なるブルペンの厚みが楽しみになりそうです。

 

三ツ間卓也

投手 背番号43 右投右打
1992年7月22日生まれ 群馬県出身
健大高崎高-高千穂大学-BC武蔵-中日(D育3,16年~)
2020年:4登板0勝0敗0セ(防20.77)
年俸:1200万円(-400万)

 

支配下登録後4年目の2020年は、春季キャンプで左肋骨を疲労骨折したところから始まり、4試合のみの登板でした。6月27日に初昇格し、登板した試合は全てビハインドであり、4登板のうち3試合で大量失点でした。防御率も悪く7月12日に登録を抹消。シーズン最終戦に向けて11月11日に再登録しますが、登板機会は無くシーズン終了。7月7日のヤクルト戦では、野手を使い切った延長10回に代打として打席に立ったこともありました。ファームではチームで3番目に多い23試合に登板。1勝2敗、防御率4.98という成績でした。春の骨折により、「100%戻るとこまでいかなかった」と契約後期の際に振り返っていました。

三ツ間といえば、変則的なサイドスローから力強いボールを投げ込む印象がありますが、1軍では先発投手が序盤で降板した際に登板する場面が多いように感じます。右のサイドといえば、又吉克樹もいますが、三ツ間はまた少し異なるタイプです。パワー系のサイド右腕ですから、右打者専用のショートリリーフとしても面白いと思います。今季は1軍でのフル回転に期待です。