中日ドラゴンズ研究室

何かしら頑張ろう

2021戦力チェック(14) 野手7

野手編第7回は、根尾昂、石垣雅海の2選手。

 

根尾昂

内野手 背番号7 右投左打
2000年4月19日生まれ 岐阜県出身
大阪桐蔭高-中日(D1,19年~)
2020年:9試合2安0点0本(率.087)
年俸:1100万円(-200万)

 

大阪桐蔭時代の2年夏、3年春夏で、全国制覇を成し遂げ、その中心選手として活躍した根尾は、2018年秋のドラフト会議にて、1巡目で4球団から指名を受けました。そして、与田監督がクジを引き当て、中日が交渉権を獲得しました。1年目の2019年は、ファーム生活がほとんどで、年間通して108試合に出場しました。それでも3番遊撃をメインにスタメン出場を重ね、経験値を積みました。1軍でのプロ初出場はシーズン終盤の9月29日。高校時代に多くの思い出を残した甲子園球場での試合でした。翌日も含めて2打席に立ち、ともに三振でシーズンを終えました。

2020年シーズンの1軍初昇格は8月4日でした。8月11日にライト前へプロ初安打を記録。そのまま8月13日に登録抹消され、再登録は11月3日でした。シーズン最終戦の11月11日に1番センターでスタメン出場した根尾は、第3打席目にヒットを放ち、2年目を締めました。今季は成人式を終えて新たな気持ちで迎えるシーズンになります。自分のスタイルやイメージを強く持っている印象がありますし、焦る年齢ではありませんが、ここからの飛躍が楽しみです。

 

石垣雅海

内野手 背番号32 右投右打
1998年9月21日生まれ 山形県出身
酒田南高-中日(D3,17年~)
2020年:25試合4安1点1本(率.121)
年俸:800万円(+140万)

 

2019年まで3年間で出場した試合は僅か16試合。1年目の2017年は、10月4日のDeNA戦のみの出場でした。この試合は7番サードでのスタメンでしたが3打席3三振。翌2018年は、1軍出場はありませんでしたが、若手注目選手が集まるフレッシュオールスターゲームでMVPを受賞。そして、2019年は15試合に出場して2本のヒットを残しました。

プロ入り4年目となった2020年は、7月8日に1軍に昇格するも7月24日に抹消します。ファームでの好調をキープして9月9日に1軍再登録。9月25日の巨人戦では、代打で打席に立ち、プロ初本塁打を記録しました。持ち前の打力を生かし、ファームで十分に躍動し、打率は.372と好成績を残しましたが、1軍での打率は1割少し。フルスイングの期待値が高い選手ですが、1軍では若干厳しい目で見られるようにも感じます。契約更改で石垣は、1年間を振り返り「いろいろと勉強させてもらうことがあった」と口にしたうえで、「気を引き締めていきたい」と今季に向けて意気込みました。走攻守での向上を感じる選手ですし、5年目の活躍に注目です。