中日ドラゴンズ研究室

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2021戦力チェック(26) 野手13

野手編第13回は、2015年入団で昨年1軍完走の遠藤一星、井領雅貴。

 

遠藤一星

外野手 背番号23 右投左打
1989年3月23日生まれ 東京都出身
駒場学園高-中央大-東京ガス-中日(D7,15年~)
2020年:65試合16安4点0本(率.219)
年俸:1260万円(-140万)

 

昨年は、代打起用を中心に65試合に出場しました。7月23日の巨人戦にて代打で出場した際に死球を受け、右手関節周囲を打撲しました。それでも登録を抹消することなく、2019年に続いて2年連続で2軍落ちが無いままシーズンを終えました。契約更改の際には1年を振り返り、「満足のいく数字ではないですし、物足りなさはあるので来年ぶつけようと思います」と口にしました。オフの間は、福谷浩司が通っている三重県の「みどりクリニック」で理学療法士から指導を受け、「何をするにも痛みや違和感がなくできた」と体の機能改善に向けて効果を感じているようです。

外野に転向してから今季で5年目のシーズンを迎えます。ショートのレギュラーを譲ってから代走や守備固めでの出場が中心でしたが、ここ数年は代打起用も増えています。昨年は勝負強さを発揮し、与田監督からも高く評価を受けている印象がありました。今年の春季キャンプでは読谷組でゆっくり調整を行っています。1軍固定への期待はもちろん、レギュラー奪取に向けた争いにも注目です。

 

井領雅貴

外野手 背番号26 右投左打
1989年11月4日生まれ 千葉県出身
桐蔭学園高-JX-ENEOS-中日(D6,15年~)
2020年:79試合27安12点0本(率.200)
年俸:1200万円(+100万)

 

2020年の井領は、怪我無く1年間を走り抜き、代打での出場が中心で自身初の1軍完走を果たしました。故障で離脱したアルモンテ平田良介の穴埋めもあり、キャリアハイの79試合に出場しました。そのうちスタメン出場は27試合。特に代打の切り札での活躍が目立った印象があります。それでも打率が少し寂しいようにも感じます。福留孝介の加入に対しては、「まだライバルという立ち位置まで行けてない。去年、けがをしなかった経験を生かし、1軍に必要なピースでありたい。自分も野球人生がかかっているので」と、レギュラー争いに向けて気合いを入れています。

今季の春季キャンプは、北谷組に帯同しています。2月7日のシート打撃では2打数2安打。2月9日の紅白戦では、3番ライトで出場し、3打数2安打をマーク。3打席目には三塁打を放ちました。ここまでの実戦は好調ぶりをアピールしており、北谷組の野手の中で最も調子が良い選手ではないでしょうか。走攻守での活躍が見込める井領には、7年目を迎える今シーズンの更なる飛躍に注目です。