中日ドラゴンズ研究室

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開幕2試合の控え起用を振り返る

2021年3月27日 JERAセ・リーグ公式戦
広島-中日 2回戦 (中日1勝1敗)
MAZDA Zoom-Zoomスタジアム広島

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
中日 1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 4 0
広島 1 0 0 2 0 1 0 0 x 4 7 0

敗:柳(1敗)

 

中日ベンチの控え起用法を見る

2021年シーズンが開幕して2試合を終了。2試合ともスタメン野手は変更なかった。今季は延長戦を行わないため、早めの采配がカギとなりそうだ。この2試合を踏まえて、現時点での中日ベンチの控え選手の起用方法を考えてみたい。

 

代打起用について

  代打選手 イニング 打席結果
03.26 滝野要 6回 投安
  福留孝介 8回 四球
  井領雅貴 9回 中三(1)
03.27 福留孝介 5回 見三振
  井領雅貴 7回 四球
5度起用 3打数2安打1打点2四球(率.667)

開幕2戦で代打出場したのは、滝野要、福留孝介、井領雅貴の3人。やはり勝負強さに定評のある福留と、ここ数年で信頼を高めている井領の2人は、代打の切り札としての起用を受けているようだ。与田剛監督も福留の代打について、「チャンスならば、どんどん使う。使わないで終わるのはもったいない。何とか点が欲しい時は孝介が1番手」と口にしている。この2選手の代打が主となりそうだが、いずれも左打者という点が勿体なく感じる。現在、1軍の控え右打者は石橋康太、桂依央利、三ツ俣大樹、武田健吾の4人。代走や守備での途中出場で期待したい選手が多いため、代打の優先順位が下がるのは仕方のないことか。27日の試合では、左投手に対して左の井領を出したシーンもあった。他にも、代走起用が主となりそうな髙松渡や岡林勇希が控えているが、現段階では、勝負どころで福留と井領の2枚で挑むことになるだろう。

 

継投策について

  26日 27日
1回 福谷
2回 (同) (同)
3回 (同) (同)
4回 (同) (同)
5回 (同) 岡田
6回 鈴木 岡田/鈴木
7回 藤嶋 谷元
8回 福/又吉 橋本
9回 祖父江

この2試合でリリーフ待機の8投手が全員登板した。開幕時点で、クローザーは祖父江大輔。セットアッパーのような位置で期待されているのは、左の福敬登と右の又吉克樹ということになるか。3投手ともに昨年から活躍する姿が目立つ選手であるため、信頼も十分に厚い。延長戦を考えなくてもよい今季は、ショートリリーフの起用を積極的に取り入れることができる。この弊害として、少ない球数であっても連投する恐れが増えてしまうことが懸念される。勝ちパターンが先に挙げた3人だとすれば、左の岡田俊哉や右の谷元圭介が彼らをカバーすることになるだろう。また、直球で押す鈴木博志や藤嶋健人、巧みな変化球で勝負する橋本侑樹も楽しみ。後半に挙げた投手は、リード時での登板機会が少ないかもしれないが、ビハインドでも点差を広げない役目や、緊急時に対応した登板など、重要な役割を担っている。26日の試合で鈴木と藤嶋の好投で打線の反撃を導いたように、試合の流れを大きく変える救援起用に今後も注目したい。

 

個人成績

二塁打 大島

 

打撃成績 打率
1   大島 4 1 0 .333
2   阿部 3 1 0 .250
3   高橋周 4 0 0 .000
4   ビシエド 4 1 1 .250
5   平田 4 0 0 .000
    橋本 0 0 0
6   京田 4 1 0 .250
7   木下拓 3 0 0 .143
8   根尾 3 0 0 .167
9   1 0 0 .000
    福留 1 0 0 .000
    岡田 0 0 0
    鈴木 0 0 0
    井領 0 0 0 1.000
    岡林 0 0 0
    谷元 0 0 0
    滝野 0 0 0 1.000

 

投手成績 防御率
4   4 6 3 3 6.75
2   岡田 1 1/3 2 1 1 1 6.75
3   鈴木    2/3 1 1 0 0 0.00
4   谷元 1   0 0 0 0 0.00
5   橋本 1   0 1 0 0 0.00

 

今後の日程

03/28 vs広島(マツダ) 13:30
03/29 試合なし
03/30 vs巨人(バンテリン) 18:15
03/31 vs巨人(バンテリン) 18:00
04/01 vs巨人(バンテリン) 18:00
04/02 vs阪神(京セラ) 18:00
04/03 vs阪神(京セラ) 14:00