中日ドラゴンズ研究室

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2021戦力チェック(6) 野手3

野手編第3回は、A.マルティネス、石橋康太の2選手。

 

A.マルティネス

捕手 背番号57 右投右打
1996年5月28日生まれ キューバ出身
キューバリーグ-中日(18年~)
2020年:39試合28安13点2本(率.295)
年俸:3000万円(+1500万)

 

育成で中日に入団したのは2018年。背番号は210を着けており、当時から外国人の捕手は珍しいと個人的に感じていたことを思い出します。2019年のシーズン終了後には、WBSCプレミア12にて、キューバ代表として参加しました。育成時代の成績が評価され、2020年7月1日に支配下登録されて、二桁の背番号を身に着けました。

7月3日の巨人戦では代打で初出場。7月5日の巨人戦では、初の捕手で先発出場し、3安打をマークしました。7月7日のヤクルト戦には、R.マルティネスとともに「マルティネスバッテリー」を組みました。ちなみに、2018年3月29日には、ファームの試合で先発バッテリーを組んでいます(これが恐らく初)。7月14日には初本塁打を記録するなど、約2週間で一気にチームの中心選手に近づいたように感じました。しかし、昨年はスイングした際の故障で2度苦しみました。今季は打撃だけでなく、捕手としてもリード面での信頼をより厚くなることに期待します。なお、感染症の関係で、今季のチーム合流は春季キャンプ開始には間に合わないそうです。

 

石橋康太

捕手 背番号58 右投右打
2000年12月7日生まれ 千葉県出身
関東第一高-中日(D4,19年~)
2020年:W53試合42安22点3本(率.294)
年俸:655万円(-65万)

 

ルーキーイヤーの2019年は1軍の公式戦に12試合に出場しました。7月9日の広島戦では、プロ入り2試合目の出場でありながら、スタメンマスクを任され清水達也をリードしました。この試合での3打席目には、2点適時打となる三塁打を放ち、これがプロ初安打、初打点。結果的に、この年に1軍で記録した安打は、この1本のみでした。ちなみに、中日の高卒ルーキーが先発マスクを務めるのは、ドラフト制度導入後初だそうです。

2020年は1軍で公式戦出場なし。しかし、ファームでは53試合に出場し、本塁打は3本、打率は3割近くと好成績を収めました。「2軍でたくさんのことを学んだ」と口にするように、大きな収穫を得たシーズンになったと思います。10月下旬には右肩を痛めたため、秋のフェニックス・リーグは不参加となりましたが、11月下旬の段階では、順調に完治に向かっており、春季キャンプには間に合うようです。二十歳で迎える3年目の今季については、契約更改の際に「1軍に上がった後、その先をもっと見て頑張りたいです」と意気込みました。

 

補足
石橋康太は、入団当時に「石𣘺」と表記されていたこともあったような気がしますが、登録は「石橋」としています。

 

編集履歴
2021.01.14 A.マルティネスの2021年の年俸を更新