中日ドラゴンズ研究室

何かしら頑張ろう

2021戦力チェック(7) 投手4

投手編第4回は、梅津晃大、ルーキーの髙橋宏斗の2投手。

 

梅津晃大

投手 背番号18 右投右打
1996年10月24日生まれ 宮城県出身
仙台育英高-東洋大-中日(D2,19年~)
2020年:7登板2勝3敗0セ(防3.74)
年俸:1500万円(現状維持)

 

2020年の開幕前に数人の野球解説者の方々から注目選手として名前が挙がっていた梅津は、この年の開幕ローテ入りを果たします。決して悪い内容ではないと感じましたが、援護に恵まれないことが多かった印象がありました。8月2日のヤクルト戦では、延長10回を投げ切り無失点でしたが、援護なくスコアレスドロー。梅津の意地を感じたような投球でしたが、この試合がきっかけとなったのか、右肘を痛めて8月6日に登録抹消しました。9月27日のファームの試合で復帰し、10月11日には5イニングを投げました。しかし、1軍での登板は無く、シーズンは終わりました。

今年はソフトバンクの千賀滉大らと宮古島で自主トレをしています。また、背番号が変わり、今季から18を背負います。背番号18を付けることが夢だったという梅津は「責任を感じているけど、僕も自分を信じてやっていきたい」と話しています。これまでのドラゴンズは、期待の若手投手に背番号18を与えることが多く、梅津の更なる飛躍を球団としても期待しているようです。

 

髙橋宏斗

投手 背番号19 右投右打
2002年8月9日生まれ 愛知県出身
中京大中京高-中日(D1,21年~)
契約金:1億円、出来高5000万円
年俸:1600万円

 

期待のルーキー髙橋宏は、中京大中京高校から1巡目の単独指名で入団しました。根尾昂、石川昂弥に続き、中日は3年連続で東海地方出身の高校生を1位指名しています。最速154キロのストレートと多彩な変化球を持つ髙橋宏は、中日について「憧れのすべてが詰まっている」と口にしていました。小学6年生のときには、NPB 12球団ジュニアトーナメントにて中日ジュニアの一員で参加しました。髙橋宏は再びドラゴンズのユニホームに袖を通すことになります。ちなみに当時は内野手で、背番号は6でした。

高校時代は、1年生の夏からベンチ入りしました。2年秋には、愛知県大会の決勝(vs愛工大名電高)にて完封で優勝を決めました。続く東海地方大会、明治神宮大会でも優勝。3年夏の県大会では4試合に登板して、19回2/3を投げて23奪三振、2失点の好投。優勝に貢献しただけでなく、プロ入りに向けて注目をさらに大きくしました。甲子園球場での交流試合(vs智辯和歌山高)では、10回まで投げ切り11奪三振3失点の力投。名だたる強豪校との対戦を武器に、プロの世界でも活躍してほしいです。

 

補足
本ブログでは、髙橋宏斗の名前の漢字表記を「髙」として表示しています。これは、NPB公式サイトのドラフト会議のページでの表記に基づいたものです。