中日ドラゴンズ研究室

何かしら頑張ろう

福留孝介 竜復帰後初の4安打

2021年5月29日 日本生命セ・パ交流戦
日本ハム-中日 2回戦 (中日1勝1敗)
札幌ドーム

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
中日 1 0 0 0 2 1 0 3 0 7 11 0
日本ハム 0 0 2 0 0 2 0 0 0 4 7 1

勝:福(2勝1敗)
セ:又吉(1敗3S)
本:木下拓(6号)

 

福留が3年ぶりの4安打

福留孝介が中日復帰後初めて、1試合4安打をマークした。3番指名打者でスタメン出場したこの試合の最初の打席は、一死3塁からレフトの前に落ちる適時打。「チャンスだったので何とかバットに当てて前へと思って。いいところに落ちてくれました」と話した。“3番福留が初回に先制打”という響きに懐かしむドラゴンズファンはどれだけいたのだろうか。さらに、4回には右安を放ち、6回無死3塁の第3打席にはセンターへの適時打となる二塁打。これで2打点とした。8回の第4打席は、先頭で回り、ライト前のヒットで出塁。代走の髙松渡と交代してお役御免となったが、追加点へのきっかけを作ることができた。

 

結果的にこの試合は4打数4安打2打点。「まさか4本も出るとは思わなかったけどね。どん欲にいってその中で4本打てたというのは自分自身プラスにしてまたやっていけたらと思います」と振り返った。福留の4安打は、阪神時代の2018年9月6日の広島戦以来3年ぶり。中日在籍時では2006年8月18日の巨人戦以来、15年ぶりとのこと。また、44歳以上での4安打は史上2人目であり、2015年5月4日の谷繁元信さん(44歳4カ月)に次いで2人目。

 

8回に勝ち越し

同点で迎えた8回の攻撃、福留の4本目のヒットから流れを作った。続くビシエドがセンター方向への二塁打で代走の髙松が本塁に生還した。髙松は投手から牽制を受けるなど、打者一点集中を避けることができたように見え、これは高評価できるだろう。後続の高橋周平、阿部寿樹が倒れ、二死2塁として、5回に本塁打を放っている木下拓哉を、日本ハムバッテリーが申告敬遠。二死1,2塁となり、ここ数試合スタメン起用が続いている三ツ俣大樹が2点適時打となる二塁打を逆方向に弾き返した。リードを3点に広げ、勝利を大きく手繰り寄せた。

 

橋本侑樹

この試合にはもう1人大きな仕事をした選手がいる。先発の梅津晃大に代わって、イニング途中でマウンドに上がった2年目左腕の橋本侑樹だ。1点リードの5回一死2,3塁、左打者が連続する場面。このピンチの場面で、橋本の変化球が光り、西川遥輝、近藤健介を連続三振で斬った。岩瀬仁紀さんが長く着けていた背番号「13」を継承した大卒2年目の橋本は、27日のソフトバンク戦でも好投した。このときは同点で迎えた8回に、ホークスの中軸選手を完璧に抑え、プロ初ホールドを記録。与田剛監督は入団当初に先発での起用も考えていると話していたような気もして、時折そのような起用を見ることもある。まだ若い投手であり、今後も様々な場面での登板に注目したい。

 

個人成績

三塁打 滝野
二塁打 大島
  福留
  ビシエド
  三ツ俣
犠打 根尾
盗塁 ビシエド
暴投 梅津

 

打撃成績 打率
1     大島 5 1 0 .309
2     滝野 5 1 0 .130
      武田 0 0 0 .176
3     福留 4 4 2 .212
    髙松 1 0 0 .190
4     ビシエド 4 2 1 .291
      福田 0 0 0 .221
5     高橋周 3 0 0 .279
6     阿部 4 0 0 .219
7     木下拓 3 1 2 .268
8     三ツ俣 4 2 2 .231
9     根尾 3 0 0 .195

 

投手成績 防御率
  梅津 4 1/3 4 3 2 2 1.93
2   橋本 1 1/3 1 2 2 2 2.40
3   谷元  1/3 1 0 0 0 2.30
4 1    0 0 0 0 2.20
5 H 祖父江 1    1 2 0 0 4.00
6 S 又吉 1    0 2 0 0 0.74

 

今後の日程

05/30 vs日本ハム(札幌ド)14:00
05/31 試合なし
06/01 vsロッテ(バンテリン)18:00
06/02 vsロッテ(バンテリン)18:00
06/03 vsロッテ(バンテリン)18:00
06/04 vsオリックス(バンテリン)18:00
06/05 vsオリックス(バンテリン)14:00