中日ドラゴンズ研究室

何かしら頑張ろう

10失点で大敗 それでも価値ある試合へ

2021年5月28日 日本生命セ・パ交流戦
日本ハム-中日 1回戦 (中日1敗)
札幌ドーム

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
中日 0 0 0 0 0 0 1 0 0 1 5 0
日本ハム 2 0 1 3 4 0 0 0 x 10 16 0

敗:大野雄(2勝3敗)

 

大敗も価値ある試合へ

セ・パ交流戦の2カード目、札幌での3連戦の初戦。先発したのは大野雄大だった。初回から3連打を浴びるなど乱調で、4回を投げて被安打11、失点6。チームは10失点の大敗を喫したが、今季初めて1軍出場した選手が多かったと捉えれば収穫だろう。

 

山本拓実

プロ入り4年目の山本は、ここまでファームで7登板、1勝2敗、防御率6.28。5月23日に1軍登録された。ブルペン待機を続け、28日にようやく今季初の1軍登板が訪れた。5回のマウンドは荒れて、被安打4、四死球3で4失点。しかし、2イニング目のマウンドにも上がった。先頭に四球を与えるが、後続を打ち取り、2回4失点で降板した。今後は先発を見据えながらの登板となるのだろうか。

 

ロサリオ

今季のドラゴンズの新戦力の一人、ロサリオが5月25日に1軍登録され、28日に来日初登板。ファーム公式戦では4試合に投げ、防御率12.00。悪い成績に見えるかもしれないが、少ない投球機会であるから、防御率が悪くなるのは仕方のないことだろう。しかし、来日初の1軍のマウンドは、前評判の通り球威のある球が光った。三ゴロ、右飛、四球、右飛で無失点。「何とか練習したことがマウンドでできた。点差は開いたが気にせず、自分の投球ができるように心がけて投げていた」とコメントを残している。

 

近藤廉

札幌学院大学から育成ドラフト1位で入団したルーキーの近藤。シーズン前からのアピールが高く評価され3月30日に支配下登録。背番号は、僅かに2か月だけ着けた「202」から、「70」に変わった。そして、5月18日に1軍昇格。28日にプロ初登板を迎えた。今季のドラゴンズのルーキー投手では一番乗りの1軍の舞台、近藤は持ち味のストレートで存在感を示した。先頭打者にヒットを許すも、高めを振らせた空振り三振、詰まらせた捕邪飛、粘り勝ちした空振り三振。1イニングを19球、2奪三振の無失点に抑えた。

 

堂上直倫

登録抹消した京田陽太に代わり、堂上が今季初めて1軍登録された。ファームでは33試合に出場し、26安打2本塁打14打点、打率.257。1軍昇格した28日の試合で途中出場。6回に代打で打席に立つが、一邪飛に倒れた。その後は遊撃手として守備に就いた。8回の2打席目では四球で出塁。結果的にこの試合は、守備機会も少なく、打席は1打数無安打。今後はスタメン出場も考えられる。

 

スコアを見れば大敗。それでも、首脳陣にとっては3投手の投球を冷静に判断する機会になったのではないだろうか。少なくとも近藤にとっては、プロ野球の第一歩を歩むことになった大切な試合になった。堂上も含めて、今後のチームに必要なプレイヤー。これからのチーム編成の中での重要な試合になればと思う。

 

個人成績

二塁打 ビシエド
  高橋周

 

打撃成績 打率
1     大島 3 0 0 .312
      髙松 1 0 0 .200
2     三ツ俣 2 0 0 .200
    堂上 1 0 0 .000
3   福田 4 0 0 .221
4     ビシエド 3 3 0 .286
    武田 1 0 0 .176
5     高橋周 3 1 1 .283
      井領 1 0 0 .281
6     福留 2 0 0 .146
    滝野 1 0 0 .111
7     阿部 3 0 0 .255
8     木下拓 2 0 0 .266
      石橋 1 0 0 .143
9     根尾 3 1 0 .200

 

投手成績 防御率
大野雄 4    11 2 6 6 3.50
2   山本 2    4 1 4 4 18.00
3   ロサリオ 1    0 0 0 0 0.00
4   近藤 1    1 2 0 0 0.00

 

今後の日程

05/29 vs日本ハム(札幌ド)14:00
05/30 vs日本ハム(札幌ド)14:00
05/31 試合なし
06/01 vsロッテ(バンテリン)18:00
06/02 vsロッテ(バンテリン)18:00
06/03 vsロッテ(バンテリン)18:00
06/04 vsオリックス(バンテリン)18:00