中日ドラゴンズ研究室

何かしら頑張ろう

2021.03.16 オープン戦 中日-巨人 1回戦

2021年3月16日 オープン戦
中日-巨人 1回戦 バンテリンドームナゴヤ

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
巨人 0 0 0 1 0 0 0 0 0 1 7 0
中日 0 2 0 0 0 2 2 0 x 6 8 1

勝:大野雄(1勝)
本:木下拓(1号)

中日がオープン戦の連敗を4で止めた。2回に木下拓の本塁打で先制すると、6回には滝野、7回には平田が適時打を放ち、点差を広げた。先発した大野雄が5回1失点の好投を披露。シーズンへの準備は進んでいるようだ。

 

失策 阿部

 

打撃成績 打率
1     大島 3 0 0 .250
      0 0 0
      谷元 0 0 0
    髙松 1 1 0 .400
2     阿部 1 0 0 .111
      武田 0 0 0 .273
3     高橋周 3 1 0 .296
      三ツ俣 0 0 0 .333
4     ビシエド 3 2 0 .450
    根尾 1 0 0 .125
5     平田 4 1 2 .240
      岡田 0 0 0
      祖父江 0 0 0
6     京田 2 0 0 .125
7     木下拓 2 1 2 .333
      鈴木 0 0 0
    岡林 1 1 0 .200
8   滝野 4 1 2 .263
9     大野雄 1 0 0 .000
      井領 1 0 0 .167
      加藤匠 2 0 0 .125

 

投手成績 防御率
大野雄 5    4 4 1 1 1.13
2   鈴木 1    2 0 0 0 0.00
3    1/3 0 0 0 0 8.10
4   谷元  2/3 0 0 0 0 3.38
5   岡田 1    1 0 0 0 0.00
6   祖父江 1    0 1 0 0 0.00

 

22. 大野雄大

先発した大野雄が前回登板に続いて好投。立ち上がりから2者連続三振を奪うスタートを切り、安打を浴びても打たせて取る投球を見せた。5回74球を投げ切り、被安打4、奪三振4、与四球1、失点1。前回登板の3月7日の楽天戦でも好投した大野雄は、ここまでオープン戦で8イニング1失点(防1.13)と順調に調整を続けている。

 

35. 木下拓哉

スタメンマスクの木下拓が、ドーム名称変更後第1号の本塁打を放った。2回二死1塁で回ってきた第1打席、初球の高めの直球をレフトスタンドまで飛ばした。捕手としても盗塁を1つ刺すなど、大野雄をリードした。

 

51. 滝野要

オープン戦もシーズンに向けて本格的になりつつある。そんな中で滝野がスタメン出場。現時点でのレフトのレギュラーと捉えても良いかもしれない。そして、滝野がその期待に応えた。6回一死満塁の大きなチャンスからレフト前に落とす2点適時打を放った。今季はベンチスタートであっても、起用機会は多くなりそう。今季の飛躍には注目できる選手だ。

 

シーズンに向けたリハーサル

2021年シーズンの開幕に先立って行われる今週のバンテリンドームナゴヤの5試合。その初戦となった3月16日の巨人戦は、大野雄が打席に立ったり、福敬登や谷元圭介がショートリリーフで登板したり、シーズンを見据えた起用となった。

3月14日のヤクルト戦から、上位打線を一部並び替えている(下表)。大島洋平の後に、阿部寿樹を2番に置き、高橋周平、ビシエドへと繋げる。その後ろに平田良介京田陽太を並べている。残り4試合のオープン戦で更なる入れ替えを行う可能性はあるため、この辺りにも注目していきたい。

  3月12日vsロッテ 3月14日vsヤクルト 3月16日vs巨人
1 大島洋平 大島洋平 大島洋平
2 京田陽太 阿部寿樹 阿部寿樹
3 阿部寿樹 高橋周平 高橋周平
4 ビシエド ビシエド ビシエド
5 高橋周平 平田良介 平田良介
6 平田良介 京田陽太 京田陽太
7 滝野要 根尾昂 木下拓哉
8 木下拓哉 木下拓哉 滝野要
9 林勇 三好大倫 大野雄大

今回の巨人戦で、先発投手の大野雄が打席に立ち、中日は今年初めてDHを使用しなかった。状況が整えば、バントなどのケース打撃の練習もできたが、今回は残念ながらイニングの先頭で打席がまわってきた。過去のオープン戦では、指名打者に投手を置いたこともあった。

救援陣も本番さながらの起用を受けた。7回のマウンドに上がった福が、左打者の大城卓三を1球で抑えて交代。続く右打者の廣岡大志のときに谷元が登板した。両投手ともに、シーズン中ではショートリリーフは十分に考えられる。今回は走者なしだったが、これが1点リードの満塁の場面で訪れるかもしれない。特殊ケースでの感覚を確かめる良い機会になっただろう。

残されたオープン戦は残り4試合。1軍争いやレギュラー争いに決着がついたわけでは無い。仮に調子が悪くても、次週のファームの試合で調整することもできる。残り少ない実戦のチャンスで、いかに存在感を示すことができるかに注目したい。