中日ドラゴンズ研究室

何かしら頑張ろう

大野雄大 満塁弾に泣く

2021年4月6日 JERAセ・リーグ公式戦
中日-DeNA 1回戦 (中日1敗)
バンテリンドームナゴヤ

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
DeNA 0 0 1 0 0 4 0 0 2 7 13 0
中日 0 0 0 0 0 3 0 0 0 3 8 0

敗:大野雄(1敗)

 

ここまでの大野雄大を振り返る

この日に先発した大野雄大が、6回を投げて5失点。先制を許した後も切り替えたように好投が続いていた。しかし、6回に変化球が甘く入った球を仕留められ満塁弾を浴びた。

大野雄の今季初先発となった3月30日の巨人戦では、7回を投げて2失点。同点のまま、代打を送られて降板した。ここまで2試合を投げて、勝ち星は無く、良い成績を残しているわけでは無い。ただ、大活躍した昨年のスタートも大野雄は苦しんだ。

 

2020年は開幕投手を務めた。その6月19日のヤクルト戦は、個人的に天候が良くない印象が残っており、この環境下での投球は4回6失点でマウンドを降りる結果に。以降も勝ち星が遠く、初勝利を挙げたのは、開幕から1カ月以上経過した7月31日の巨人戦だった。9回を投げ切り、2被弾3失点を許しながらも被安打5本で完投した。

実際に、苦しんだスタートから最優秀防御率最多奪三振沢村賞を獲得。このシーズンを通して、12球団の中でもトップクラスの好成績を残す結果になった。

 

大野雄は、被弾が多いイメージのある投手。スピードボールに球威はあるが、甘く入れば仕留められてしまう。調子が良ければ、甘くなっても打ち損じになったり、そもそも甘くならなかったり。昨年の夏頃からは、この調子の良い状況が続いていたように感じる。木下拓哉のリードも含め、変化球の使い方の変化も好調維持のきっかけになったかもしれない。

 

このタイプであるが故にだろうか、大野雄は急に調子が悪くなることもあるように感じる。例えば、昨年の6試合連続完投を継続して迎えた9月15日の広島戦では、初回から連打を浴びて4失点。2回以降は、切り替えが上手くできたのか、あるいは調子を取り戻すことができたのか、4回までの3イニングは無安打5奪三振と、ほぼ完璧に抑えた。これは極端な例かもしれないが、好投を続けていても突如被弾を浴びるケースは、一昨年までを中心によく目にした印象がある。

 

この日のDeNA戦でも被弾で明暗を分けた。満塁にするまでが原因かもしれないが、昨年の夏頃の好調時ならば、どのような投球を見せてくれたのか。大野雄はそれなりにキャリアのある投手であるから、登板機会を重ねるにつれて、自分自身の形にハマっていくだろう。それまでの辛抱というと少し寂しいが、今後の投球に期待しよう。

 

デイリードアラ

4月6日のバク転:成功
今季の成績 4勝0敗(率1.000)

ドアラのバク転はこれで4連勝。ここまで全くひねらない無難な回転を続けている。様子を伺っているかもしれないが、身体に異常が無ければそろそろ挑戦してほしい気持ちもある。

 

個人成績

二塁打 阿部
  高橋周

 

打撃成績 打率
1   大島 3 1 0 .325
2   阿部 4 2 0 .206
3   高橋周 4 2 1 .250
4   ビシエド 4 2 2 .324
    髙松 0 0 0 .250
5   平田 4 0 0 .121
6   京田 4 0 0 .211
7   木下拓 4 0 0 .189
8   根尾 3 1 0 .160
9   大野雄 1 0 0 .000
    滝野 1 0 0 .333
    岡田 0 0 0
    藤嶋 0 0 0
    福留 1 0 0 .100
    谷元 0 0 0
    鈴木 0 0 0
    橋本 0 0 0

 

投手成績 防御率
大野雄 6   8 7 5 5 4.85
2   岡田  1/3 0 1 0 0 3.38
3   藤嶋  2/3 0 0 0 0 0.00
4   谷元 1   2 0 0 0 0.00
5   鈴木  2/3 3 0 2 2 2.70
6   橋本  1/3 0 0 0 0 0.00

 

今後の日程

04/07 vsDeNA(バンテリン) 18:00
04/08 vsDeNA(バンテリン) 18:00
04/09 試合なし
04/10 vsヤクルト(バンテリン) 14:00
04/11 vsヤクルト(バンテリン) 14:00
04/12 試合なし
04/13 vs巨人(東京ド) 17:45