中日ドラゴンズ研究室

何かしら頑張ろう

大野雄大好投も投手戦敗れ5敗目

2021年6月22日 JERAセ・リーグ公式戦
中日-阪神 9回戦 (中日3勝5敗1分)
バンテリンドームナゴヤ

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
阪神 0 2 0 0 0 0 0 0 0 2 6 1
中日 0 0 0 1 0 0 0 0 0 1 4 0

敗:大野雄(3勝5敗)

 

大野雄 8回2失点も5敗目

先発した大野雄大が、今季11度目の先発マウンドに挑んだ。初回は2奪三振を含む三者凡退でスタート。2回は、長打をきっかけに2本の適時打を浴びた。リーグ首位の阪神打線の流れを止められず、若干苦戦したように見えた。それでも、さすがのエース左腕。3回以降は切り替え完璧な投球を続けた。3回から6回まで打者12人を完璧に抑えた。

 

終盤以降、球数が増えてきても球威は落ちず、7回と8回で許した走者は、1安打1四球のみだった。8回を投げ切った大野雄は、被安打5、奪三振5、失点2。2回の失点を除けば、完璧に封じ込めた。一方で、相手投手の好投もあり打線に元気がなく、与田剛監督は「よく投げたと思います。この内容は勝利投手にしてあげないといけない内容」と振り返った。

 

  防御率
03.30   7    5 5 2 2 2.57
04.06 De 6    8 7 5 5 4.85
04.13 7    5 4 2 2 4.05
04.20 De   8    3 7 0 0 2.89
04.27 8    2 6 1 1 2.50
05.04 De 7    7 5 4 4 2.93
05.21   7    3 6 1 1 2.70
05.28 4    11 2 6 6 3.50
06.04 6    6 4 2 2 3.45
06.11 西 7    5 5 3 3 3.49
06.22 8    5 5 2 2 3.36
3勝5敗 75    60 56 28 28 3.36

 

大野雄は3勝5敗と負け越してはいるが、白星にならなかった試合が多い印象。また、内容が悪くても、イニング途中の降板が無いことは良く評価できるのではないだろうか。今回の試合でも当てはまることだが、終盤まで直球の威力を維持できている。これが大野雄の凄さの1つだろう。敢えて気になる点を挙げるとするならば、奪三振ショーが少ないように感じる。

 

さらに大野雄は、東京オリンピックの日本代表の内定を受けている。「選んでいただき身が引き締まる思いです。選ばれたのがゴールではなく、金メダル獲得に貢献することが使命であり、ゴールです。自分ができる最大限のパフォーマンスを発揮して、応援していただいている人達に感動を与えられるような投球をします。全身全霊で頑張ります。応援よろしくお願いします」とコメントを出している。昨年の沢村賞左腕が、日の丸を背負う。

 

デイリードアラ

6月22日のバク転:成功
今季の成績 26勝9敗(率.743)

交流戦明け最初の挑戦は、捻りなしで成功した。

 

個人成績

盗塁 髙松

 

打撃成績 打率
1       大島 4 0 0 .295
        谷元 0 0 0
2     髙松 4 2 0 .237
3       高橋周 4 0 1 .261
4       ビシエド 4 0 0 .299
5       堂上 3 1 0 .296
    根尾 0 0 0 .173
6       加藤翔 3 0 0 .154
        溝脇 0 0 0 .000
7       阿部 3 0 0 .215
8       2 0 0 .304
      福田 1 0 0 .229
9       大野雄 1 1 0 .056
      郡司 1 0 0 .000

 

投手成績 防御率
大野雄 8    5 5 2 2 3.36
2   谷元 1    1 1 0 0 1.86

 

今後の日程

06/23 vs阪神(バンテリン)18:00
06/24 vs阪神(バンテリン)18:00
06/25 vs広島(マツダ)18:00
06/26 vs広島(マツダ)14:00
06/27 vs広島(マツダ)13:30
06/28 試合なし
06/29 vsDeNA(神宮)18:00

勝野昌慶 好投も粘り負け

2021年6月20日 JERAセ・リーグ公式戦
ヤクルト-中日 11回戦 (中日2勝7敗2分)
明治神宮野球場

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
中日 0 0 0 0 0 0 0 1 0 1 6 0
ヤクルト 0 0 0 0 0 0 2 0 x 2 2 0

敗:勝野(3勝5敗)
本:福田(4号)

 

勝野が7回2失点 被安打は2

勝野昌慶が7回を投げて、僅かに被安打2本と好投した。投手戦となったため、被弾が痛く、7回2失点ながら黒星となった。勝野はここまで11試合に登板して、3勝5敗、防御率3.79。良い状態を保っている印象がある。

 

この日、初回からヤクルト打線を封じ込めた。3回まで投げ終えて、許した走者は四球1つのみ。6回までで5四死球を与えたが、ピンチでなんとか踏ん張った。投球は多少のばらつきがありつつも、これによりバットの芯を外していたように感じた。両軍無得点のまま迎えた7回、二死からヤクルトの代打陣にヒット、2ラン本塁打を浴び、2失点を喫した。

 

結果的に、勝野の粘り負けという形になったが、首脳陣は高く評価した。与田剛監督は、「ボールの高さが比較的、コントロールできていた。ボールが先行しても、その後にカウントを整えられていた。四球が多かったけど、そこも修正できていた。走者を出した後、粘り強さがあった」と話した。

 

一方で、阿波野秀幸コーチは「最後は代打攻勢にやられた。そこまでの投球に関しては無駄な四球はあったが、いいものを発揮できていた。次回以降の登板でも自分のカウントをどう作っていくかがテーマなので、それをできるようにしてほしい」と口にした。

 

  QS HQS
03.31   3 1/3 5 4 3 3    
04.07 De 5    6 2 0 0    
04.14 4    6 5 5 5    
04.21 De 7    2 2 1 1
04.28 6 2/3 5 7 0 0  
05.05 De 6 2/3 7 8 4 4    
05.14 4    5 2 2 2    
05.24   5 2/3 6 7 3 3    
06.03   6    2 4 1 1  
06.10 4    8 2 4 4    
06.20 7    2 2 2 2
3勝5敗 防3.79 59 1/3 54 45 25 25 4 2

勝野は今季11度目のマウンドとなり、3勝5敗とした。シーズン序盤は、ふとしたきっかけから複数失点することもあったが、ここ最近では安定感が増している印象を受ける。今後のチームの上昇とともに、シーズン通して二桁勝利や完投、完封にも期待したい。

 

個人成績

犠打 加藤翔
盗塁 大島

 

打撃成績 打率
1     大島 4 2 0 .300
2     加藤翔 2 0 0 .200
3     高橋周 3 1 0 .266
4     ビシエド 3 1 0 .304
      0 0 0
5     堂上 4 0 0 .294
6     井領 4 0 0 .229
7     阿部 4 1 0 .219
8     3 0 0 .333
      福留 1 0 0 .227
9     勝野 2 0 0 .000
    福田 1 1 1 .230

 

投手成績 防御率
勝野 7    2 2 2 2 3.79
2   1    0 1 0 0 3.00

 

今後の日程

06/21 試合なし
06/22 vs阪神(バンテリン)18:00
06/23 vs阪神(バンテリン)18:00
06/24 vs阪神(バンテリン)18:00
06/25 vs広島(マツダ)18:00
06/26 vs広島(マツダ)14:00
06/27 vs広島(マツダ)13:30

相性悪いヤクルト戦で快勝 連敗ストップ

2021年6月19日 JERAセ・リーグ公式戦
ヤクルト-中日 10回戦 (中日2勝6敗2分)
明治神宮野球場

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
中日 0 2 0 2 1 1 0 1 0 7 13 0
ヤクルト 1 2 0 0 0 0 0 0 0 3 9 1

勝:小笠原(5勝2敗)
本:阿部(4号)

 

阿部 影の立役者として勝利に貢献

今季の対戦成績が悪いヤクルトを相手に、勝利を収め、連敗を3で止めた。序盤からシーソーゲームの展開となったが、大島洋平が2回と4回に適時打を放ち、4打点と活躍した。また、6月10日以来のスタメン出場となった阿部寿樹はソロ本塁打を放っただけでなく、得点のきっかけを作った。今回は、そんな阿部に注目したい。

 

8番二塁でスタメン出場した阿部は、2回の第1打席、一死1塁から粘った末に10球目に四球。続く小笠原慎之介がバントを決めて、大島の2点適時打に結びつけた。4回の第2打席、一死1塁からレフト前に落ちるヒットでチャンス拡大。これも大島の適時打のきっかけとなった。6回の先頭で迎えた第3打席は、追い込まれながらも真ん中付近への直球を左中間スタンドに運んだ。8回の第4打席、福田永将のダメ押し適時打の直後に粘って四球。この試合は2打数2安打2四球1打点1本塁打だった。

 

序盤に試合の主導権を握る活躍をしたのは大島だが、ここに繋げたのは阿部だった。この試合の4打席ではいずれも出塁。交流戦終了からオールスターゲームまでの期間、与田剛監督は、キーマンの1人として阿部を指名していた。与田監督は高橋周平の名前も挙げ、「徐々に上がってきていますけど、チャンスでもう1本という悔しい思いもしてきた。2人の力が必要です」と話している。その阿部がこの試合では、影の活躍を果たし、期待に応えた。この試合を終えて、今季の阿部の成績は、54試合に出場し、179打数39安打、13打点4本塁打、打率.218

 

今季のヤクルト戦

 

  球場 勝敗  
04.10 1回戦 バンテリン 2 2
04.11 2回戦 バンテリン 2 1
04.23 3回戦 神宮 4 6
04.24 4回戦 神宮 3 4
04.25 5回戦 神宮 3 4
05.14 6回戦 バンテリン 1 4
05.15 7回戦 バンテリン 0 5
05.16 8回戦 バンテリン 2 2
06.18 9回戦 神宮 2 5
06.19 10回戦 神宮 7 3

ここまでヤクルトと10試合を終えて、2勝6敗2分と対戦成績は悪い。ヤクルト戦は引き分けを挟んで6連敗中であり、今回が約2か月ぶりの勝利だった。現在はシーズンの折り返し手前であり、総評するのはおかしいかもしれないが、ドラゴンズ劣勢の展開になることが多いようだ。今後、チームとしてどのような対策を練るのかに注目していきたい。

 

個人成績

三塁打 大島
二塁打 大島
  木下拓
  福田
犠打 小笠原

 

打撃成績 打率
1     大島 5 2 4 .297
2     加藤翔 5 1 0 .250
3     高橋周 4 2 0 .265
4     ビシエド 5 1 0 .304
      滝野 0 0 0 .103
5     堂上 5 1 0 .319
6     木下拓 5 2 1 .276
7     福田 4 2 1 .225
    武田 0 0 0 .190
8     阿部 2 2 1 .218
9     小笠原 1 0 0 .091
      溝脇 1 0 0 .000
      谷元 0 0 0
      祖父江 0 0 0
      福留 1 0 0 .230
      0 0 0
      又吉 0 0 0

 

投手成績 防御率
小笠原 5    8 4 3 3 2.44
2   谷元 1    0 1 0 0 1.96
3   祖父江 1    0 0 0 0 3.75
4   1    0 0 0 0 3.13
5   又吉 1    1 0 0 0 1.15

 

今後の日程

06/20 vsヤクルト(神宮)14:00
06/21 試合なし
06/22 vs阪神(バンテリン)18:00
06/23 vs阪神(バンテリン)18:00
06/24 vs阪神(バンテリン)18:00
06/25 vs広島(マツダ)18:00
06/26 vs広島(マツダ)14:00

加藤翔平 移籍後即ホームラン

2021年6月18日 JERAセ・リーグ公式戦
ヤクルト-中日 9回戦 (中日1勝6敗2分)
明治神宮野球場

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
中日 0 0 1 1 0 0 0 0 0 2 5 0
ヤクルト 2 0 0 0 0 3 0 0 x 5 9 1

敗:柳(5勝3敗)
本:加藤翔(1号)、堂上(2号)

 

加藤翔平が衝撃の一発

ロッテとのトレードで中日に加入した加藤翔平が、18日の試合で、いきなり8番右翼でスタメン出場し、第1打席に本塁打を放った。2点ビハインドの3回の攻撃、移籍後初打席の初球のスライダーをレフトスタンドに運んだ。なお、2打席目は左飛、3打席目は一ゴロ。

 

6月16日に加藤匠馬とのトレードで、ロッテから加藤翔が入団した。背番号は52。18日に出場選手登録され、ヤクルト戦に挑んだ。守備位置はドラゴンズの中で比較的固定できていない右翼。3打数1安打1打点1本塁打のスタートを切った。なお、今季のロッテ在籍時の成績は、20試合に出場して、41打数9安打、2打点1本塁打、打率.220。

 

今後の起用方針は

加藤翔は、巧みな打撃と守備に加えて俊足を武器とするスイッチヒッター。今後のドラゴンズでの活躍に注目が集まる。ここまで中日の右翼手は、根尾昂、福留孝介、井領雅貴、滝野要、武田健吾らが務め、現時点でレギュラーは定まっていない印象がある。そのため、加藤翔はスタメンとしての活躍も見込める。控え野手としては、守備固めとしての出場だけでなく、両打ちであることを生かした代打起用もあるだろう。

 

持っている男

埼玉県出身の加藤翔は、春日部東高校上武大学を経て2013年にドラフト4位でロッテに入団。2013年5月12日でのスタメンがプロ初出場だった。この試合では、第1打席の初球をライト方向に運び、史上初の新人野手によるプロ初打席初球初本塁打となった。10月12日には、クライマックスシリーズ初打席初本塁打。公式戦とプレーオフでともに初打席初本塁打を記録したのは史上初のことだった。さらに、2014年5月20日には、プロ第2号でサヨナラ弾。プロ初打席に初本塁打を記録した選手の中で第2号がサヨナラ本塁打だったのは、日本人では史上初の快挙だった。加藤翔は長距離ヒッターというわけではないが、他にも本塁打でいくつかの記録を残している。今回の移籍後初打席初球本塁打も含めて、“持っている”男といえるかもしれない。今後のドラゴンズには何かもたらしてくれるのか。

 

個人成績

打撃成績 打率
1   大島 4 1 0 .295
2   三ツ俣 4 1 0 .242
3   高橋周 4 0 0 .261
4   ビシエド 4 0 0 .306
5   堂上 4 1 1 .333
6   木下拓 3 0 0 .273
7   福田 3 0 0 .218
8   加藤翔 3 1 1 .333
9   2 1 0 .100
    藤嶋 0 0 0
    橋本 0 0 0
    井領 1 0 0 .250
    山本 0 0 0

 

投手成績 防御率
5 1/3 7 3 5 5 2.31
2   藤嶋  2/3 0 1 0 0 1.99
3   橋本 1    2 0 0 0 3.10
4   山本 1    0 1 0 0 5.14

 

今後の日程

06/19 vsヤクルト(神宮)14:00
06/20 vsヤクルト(神宮)14:00
06/21 試合なし
06/22 vs阪神(バンテリン)18:00
06/23 vs阪神(バンテリン)18:00
06/24 vs阪神(バンテリン)18:00
06/25 vs広島(マツダ)18:00

交流戦終了 ここまでの個人成績は

18試合のセ・パ交流戦を終えて、中日は9勝7敗2分、勝率.563で4位だった。交流戦終了に対して特別に意識する必要はないかもしれないが、1つの区切りとして、シーズンの開幕から現在までの63試合の個人成績を振り返ってみる。なお、本記事後半には、過去のドラゴンズの交流戦通算成績も掲載した。

 

投手

投手 S H
11 小笠原慎之介 11 4 2 0 0 2.22
13 橋本侑樹 20 0 0 0 1 3.26
14 谷元圭介 27 0 1 0 12 2.08
16 又吉克樹 32 0 1 7 15 1.19
17 柳裕也 11 5 2 0 0 1.89
18 梅津晃大 3 0 1 0 0 1.59
21 岡田俊哉 3 0 0 0 0 3.38
22 大野雄大 10 3 4 0 0 3.49
24 福谷浩司 11 3 6 0 0 3.99
33 祖父江大輔 27 1 2 5 7 3.91
34 福敬登 29 2 1 0 12 3.27
36 岡野祐一郎 1 0 1 0 0 9.00
38 松葉貴大 4 0 2 0 0 5.49
41 勝野昌慶 10 3 4 0 0 3.96
42 ロサリオ 5 0 0 0 0 0.00
46 鈴木博志 15 2 0 0 0 5.02
54 藤嶋健人 21 1 0 0 3 2.05
59 山本拓実 4 1 0 0 0 6.00
67 ロドリゲス 2 0 1 0 0 3.86
70 近藤廉 2 0 0 0 0 4.50
97 R.マルティネス 17 0 1 6 0 1.08

 

捕手

捕手
35 木下拓哉 61 191 53 6 23 .277
39 山下斐紹 5 10 1 0 0 .100
57 A.マルティネス 5 18 5 1 1 .278
58 石橋康太 11 14 2 0 0 .143
68 桂依央利 10 18 7 1 1 .389

 

内野手

内野手
0 髙松渡 33 34 7 0 2 .206
1 京田陽太 46 155 38 1 10 .245
3 高橋周平 63 230 61 4 20 .265
5 阿部寿樹 53 177 37 3 12 .209
7 根尾昂 50 133 23 1 12 .173
37 三ツ俣大樹 30 62 15 0 7 .242
48 溝脇隼人 3 3 0 0 0 .000
55 福田永将 48 144 32 3 13 .222
63 堂上直倫 12 38 13 1 5 .342
66 ビシエド 54 205 64 9 33 .312

 

外野手

外野手
6 平田良介 21 58 9 0 4 .155
8 大島洋平 61 247 73 1 14 .296
9 福留孝介 41 73 17 0 6 .233
26 井領雅貴 25 43 11 1 2 .256
51 滝野要 37 29 3 0 0 .103
56 武田健吾 46 21 4 1 1 .190
60 林勇 5 1 0 0 0 .000
99 ガーバー 12 45 7 0 1 .156

 

過去の交流戦

  勝率
2005年 36 15 21 0 .417 9
2006年 36 20 15 1 .571 4
2007年 24 12 11 1 .522 5
2008年 24 12 12 0 .500 7
2009年 24 14 9 1 .609 4
2010年 24 11 13 0 .458 9
2011年 24 14 10 0 .583 4
2012年 24 12 8 4 .600 4
2013年 24 10 13 1 .435 10
2014年 24 13 10 1 .565 4
2015年 18 7 10 1 .412 10
2016年 18 7 11 0 .389 8
2017年 18 9 9 0 .500 8
2018年 18 7 11 0 .389 9
2019年 18 8 10 0 .444 8
2021年 18 9 7 2 .563 4
合計 372 180 180 12 .500

交流戦の勝ち越しは、2014年以来であり、18試合制になってからは初めて。4位は、過去最高タイであり、通算6度目。

セ・パ交流戦2021vs西武

2021年6月13日 日本生命セ・パ交流戦
西武-中日 3回戦 (中日1勝2敗)
メットライフドーム

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
中日 0 0 0 0 0 1 2 0 0 3 8 1
西武 1 0 0 2 0 0 0 1 x 4 6 0

敗:福谷(3勝6敗)

 

交流戦最終カードを振り返る

16度目のセ・パ交流戦の最終カードとなった西武との3連戦。1勝2敗で3カード負け越しとなった。18試合の交流戦は9勝7敗2分で4位。シーズン通して試合数もまもなく折り返しであり、チームの借金は4としている。

 

この3連戦ですべてスタメン出場した福留孝介が、4試合連続安打をマークしている。6月11日(初戦)は5番指名打者で出場し、ライト方向へ1安打。12日(2戦目)も5番指名打者。2回の先頭として迎えた打席で、二塁打を放ち、得点へのきっかけを作った。13日(3戦目)は5番右翼でスタメン出場し、守備にもついた。打席ではセンター方向へ2安打を残した。2本目のヒットはチャンスを大きくする貴重な一打だった。ここまで41試合に出場し、73打数17安打6打点、打率.233。交流戦では指名打者などスタメンでの出場機会が増え、調子も上がっているように感じる。今後も代打の切り札だけでなく、スタメンフル出場での活躍にも期待したい。

 

今回の3連戦の堂上直倫の成績も振り返りたい。11日(初戦)は2番二塁で出場し、4安打と打ちまくった。右へ左へ放った打球で、多くの得点に絡んだ。また、同い年の大野雄大を援護する活躍となった。12日(2戦目)には2番二塁でスタメン出場するも3打数無安打。13日(3戦目)には6番二塁で出場。7回に無死1,2塁から左中間を破る当たりを放ち、一時同点とした。1軍に遅れて加わった選手であるが、12試合に出場し、38打数13安打5打点1本塁打、打率.342。チームの流れを変えるような強い印象を残している。

 

vs埼玉西武ライオンズ

西武とはセ・パ交流戦で、62試合29勝31敗2分、勝率.483。今回の3連戦で勝ち越せば、西武との総合成績の負け越しを無くすことができた。

  勝率
2005年 6 2 4 0 .333
2006年 6 3 2 1 .600
2007年 4 4 0 0 1.000
2008年 4 3 1 0 .750
2009年 4 2 2 0 .500
2010年 4 1 3 0 .250
2011年 4 2 2 0 .500
2012年 4 2 2 0 .500
2013年 4 2 2 0 .500
2014年 4 2 2 0 .500
2015年 3 1 1 1 .500
2016年 3 1 2 0 .333
2017年 3 2 1 0 .667
2018年 3 1 2 0 .333
2019年 3 0 3 0 .000
2021年 3 1 2 0 .333
合計 62 29 31 2 .483

 

個人的な西武戦のイメージとして、2004年の日本シリーズを思い浮かべることが多い。中日と西武が日本シリーズで対戦したのは、2004年のほかに、1988年、1982年、1954年(西鉄ライオンズ)と、合計4度ある。このうち、中日が制したのは1954年のみ。日本シリーズの通算対戦成績は、10勝15敗、勝率.400。

 

落合博満さんが監督就任1年目で迎えた2004年の日本シリーズは、伊東勤監督率いる西武に競り負けた。中日は川上憲伸さんや岡本真也さん、岩瀬仁紀さんなどの投手が奮闘するも、西武のカブレラ和田一浩さんらの強力打線の活躍が光った。

 

個人成績

二塁打
  堂上
失策 三ツ俣

 

打撃成績 打率
1     大島 4 0 1 .296
2     三ツ俣 4 1 0 .242
3     高橋周 4 0 0 .265
4     ビシエド 3 1 0 .312
    滝野 0 0 0 .103
5     福留 4 2 0 .233
6     堂上 4 1 2 .342
7     山下 3 0 0 .100
      木下拓 1 0 0 .277
8     3 2 0 .389
9     髙松 3 1 0 .206
      武田 0 0 0 .190

 

投手成績 防御率
福谷 7 2/3 5 6 4 4 3.99
2   0/3 1 0 0 0 3.27
3   谷元  1/3 0 0 0 0 2.08

 

今後の日程

06/14 試合なし
06/15 試合なし
06/16 試合なし
06/17 試合なし
06/18 vsヤクルト(神宮)17:30
06/19 vsヤクルト(神宮)14:00
06/20 vsヤクルト(神宮)14:00

交流戦優勝の可能性消滅

2021年6月12日 日本生命セ・パ交流戦
西武-中日 2回戦 (中日1勝1敗)
メットライフドーム

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
中日 0 2 0 0 0 0 0 1 0 3 8 2
西武 6 0 0 0 1 0 0 0 x 7 11 0

敗:岡野(1敗)
本:桂(1号)

 

岡野と桂は今後も期待

交流戦も残りわずかとなったこの試合、岡野祐一郎が今季初先発を迎えたが、初回に6失点を喫するなどで黒星。野手では、チャンスで一歩及ばない場面もあり、2失策も痛かった。一方で、出場機会にあまり恵まれなかった桂依央利が今季初本塁打を放った。なお、この敗戦で、ドラゴンズの交流戦優勝の可能性はなくなった。

 

岡野祐一郎

岡野は、今季初の1軍昇格から即先発を務めた。初回から西武打線の流れを止めれず、5安打を許して6失点。2回以降は難なく進んだが、初回の大量失点のダメージは大きかった。今季最初のマウンドは、4回投げて被安打7、奪三振2、失点6だった。

 
03.23 2軍公式戦   2    3 3 0 0
04.02 2軍公式戦 4    3 4 1 1
04.08 2軍公式戦 5    0 5 0 0
04.25 2軍公式戦   1    0 0 0 0
04.30 2軍公式戦 6    3 4 0 0
05.11 2軍公式戦 5    7 5 2 2
05.18 2軍公式戦 6    5 4 0 0
05.28 2軍公式戦   6    4 4 0 0
06.05 2軍公式戦 4    8 2 6 5
06.12 1軍公式戦 西 4    7 2 6 4
 
ファーム成績:5勝1敗 防1.85 39    33 31 9 8

岡野はルーキーイヤーの昨年、11試合に登板し、2勝2敗、防御率6.17。即戦力と期待されたとはいえ、ルーキーながら先発ローテーションの一角を担っていた時期があったことは、高く評価してよいだろう。そして、プロ2年目の今季は開幕から2軍での登板を続けていた。好成績を残しており、5月にはファームの月間MVPを受賞した。今回の試合での2回以降の登板を安定して継続できれば、チームとしても大きな存在となるだろう。

 

桂依央利

1軍(6/12終了)
04.10 途中 0 0 0
04.16 代打 1 0 0
05.15 途中 1 0 0
05.23 8番捕 3 0 0
05.30 9番捕 4 1 0
06.04 8番捕 2 0 0
06.06 8番捕 3 3 0
06.10 途中 0 0 0
06.12 西 途中 1 1 1
打率.333 15 5 1

控え捕手というポジションで出場機会が少ない桂が今季初の一発。桂は開幕から1軍に固定されつつも、出場は9試合目だった。この日は6回の守備からつき、橋本侑樹、山本拓実、藤嶋健人をリードした。8回に迎えた打席では、外角の球を引っ張りレフトスタンド中段へ。追い込まれながら強気のスイングを見せた。

2軍(6/12終了)
04.09 4番捕 3 0 0
04.27 3番捕 3 1 0
04.28 3番捕 3 0 0
打率.111 9 1 0

 

セ・パ交流戦は残り1試合。2カード連続負け越し中だが、ここで流れを変えたいところ。最終戦で勝利を収めて、チームの更なる上昇を期待したい。

 

個人成績

二塁打 福留
  木下拓
失策 三ツ俣
  髙松

 

打撃成績 打率
1   大島 3 0 0 .300
    根尾 1 0 0 .173
2   堂上 3 0 0 .353
3   高橋周 2 0 0 .270
4   ビシエド 4 0 0 .312
5   福留 4 1 0 .217
6   木下拓 3 2 1 .279
    1 1 1 .333
7   福田 4 1 0 .222
    武田 0 0 0 .190
8   三ツ俣 4 2 0 .241
9   髙松 4 1 1 .194

 

投手成績 防御率
岡野 4    7 2 6 4 9.00
2   橋本 2    3 0 1 1 3.26
3   山本 1    0 0 0 0 6.00
4   藤嶋 1    1 1 0 0 2.05

 

今後の日程

06/13 vs西武(メットライフ)13:00
06/14 試合なし
06/15 試合なし
06/16 試合なし
06/17 試合なし
06/18 vsヤクルト(神宮)17:30
06/19 vsヤクルト(神宮)14:00