中日ドラゴンズ研究室

何かしら頑張ろう

交流戦残り2試合 中日の優勝条件は

2021年6月11日 日本生命セ・パ交流戦
西武-中日 1回戦 (中日1勝)
メットライフドーム

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
中日 0 0 2 3 0 0 1 0 0 6 9 0
西武 0 0 0 0 2 0 1 2 0 5 10 3

勝:大野雄(3勝4敗)
セ:又吉(1敗7S)

 

交流戦優勝の行方は

今季のセ・パ交流戦も最後のカードを迎えることに。ドラゴンズにとって、リーグAクラス入りに向けた試合でもあるが、交流戦初優勝もかかる3試合でもある。初戦は、堂上直倫の4安打、大野雄の踏ん張りもあり勝利を収めた。これで、交流戦の7年ぶりの勝ち越しが決定した。

 

※本ブログ内の情報は、独自の集計によるものなので、誤っている可能性があります。あらかじめご了承ください。

 

残り2試合の中で、ドラゴンズの交流戦優勝の条件を考える。現在の上位球団の順位は次の通り。以下に掲載されている球団は優勝の可能性が残っている。

6/11終了 勝率 残り
1 オリックス 16 10 5 1 .667 M2 vs広(2)
2 中日 16 9 5 2 .643 0.5 vs西(2)
3 DeNA 16 8 5 3 .615 1.0 vs日(2)
4 楽天 16 9 6 1 .600 1.0 vs神(2)
5 阪神 16 9 7 0 .563 1.5 vs楽(2)

 

全試合を終えて、勝率が同じ場合、次の項目によって順位を決める。

*勝利数が上位の球団
*直接対決成績が良い球団(2球団同率のみ)
交流戦のTQBが大きい球団
交流戦のER-TQBが大きい球団
交流戦のチーム打率が高い球団
*前年度の交流戦順位が上位の球団

※TQB、ER-TQBの定義は他のサイトを参照してください。

 

中日とオリックスの残り2試合の勝敗によって、優勝球団は次のように決まる。同じ枠に複数球団表記している場合は、表記されている球団のいずれかが優勝することを意味する。

優勝球団 オリックス
2勝 1勝1分 2分 1勝1敗 1敗1分 2敗
中日 2勝
1勝1分 中オDe 中De 中De 中De
(※1) (※2) (※2) (※2)
2分 オDe オDe楽 中De楽 中De楽
(※3) (※3)
1勝1敗 オDe オDe楽 オDe楽 中De楽
(※4)
1敗1分 オDe オDe楽 オDe楽 中De楽神
(※5)
2敗 オDe オDe楽 オDe楽 オDe楽神

 

上の表で印をつけたものは特筆する必要がある。

(※1) DeNAが2勝しなければオリックスが優勝。DeNAが2勝すれば、中日、オリックスDeNAの中からTQBなどで評価する。

(※2) DeNAが2勝しなければ中日は確実に優勝。DeNAが2勝すると中日と同率首位になるため、TQBなどで評価する。

(※3) DeNAが1勝1分ならば、中日とDeNAをTQBなどで評価。中日が優勝できる条件は、DeNAが1敗1分、2敗、2分のいずれかであり、かつ、楽天が2勝しない。

(※4) 中日が優勝できる条件は、DeNAが1勝1敗、1敗1分、2敗のいずれかであり、かつ、楽天が1勝1敗、1敗1分、2敗のいずれかである。

(※5) 中日が優勝できる条件は、DeNAが1敗1分、2敗のいずれかであり、かつ、楽天が1敗1分である。

 

なお、今回の計算にあたり、中日がオリックス楽天に負け越したことが、意外と重要であることが分かった。

 

個人成績

二塁打 堂上
犠打 髙松
  堂上
盗塁 髙松2
  大島

 

打撃成績 打率
1     大島 4 1 2 .304
2     堂上 4 4 1 .387
3     高橋周 4 0 1 .272
4     ビシエド 3 1 0 .318
    滝野 0 0 0 .103
5     福留 4 1 0 .215
    根尾 0 0 0 .174
6     福田 4 0 0 .221
      武田 1 0 0 .190
7     木下拓 3 1 0 .273
8     三ツ俣 4 0 0 .222
9     髙松 3 1 0 .185

 

投手成績 防御率
大野雄 7    5 5 3 3 3.49
2   祖父江  1/3 0 0 1 1 3.91
3 H  1/3 2 0 1 1 3.27
4 H 谷元  1/3 1 0 0 0 2.12
5 S 又吉 1    2 0 0 0 1.19

 

今後の日程

06/12 vs西武(メットライフ)14:00
06/13 vs西武(メットライフ)13:00
06/14 試合なし
06/15 試合なし
06/16 試合なし
06/17 試合なし
06/18 vsヤクルト(神宮)17:30

セ・パ交流戦2021vs楽天

2021年6月10日 日本生命セ・パ交流戦
楽天-中日 3回戦 (中日1勝2敗)
楽天生命パーク宮城

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
中日 0 0 0 1 1 0 0 0 0 2 8 0
楽天 0 0 2 2 0 1 0 1 x 6 12 0

敗:勝野(3勝4敗)

 

楽天3連戦を振り返る

交流戦の5カード目が終了した。楽天戦は1勝2敗で2カード連続の負け越し。15試合を終えて、中日は8勝5敗2分の3位で、西武との3試合を残すのみとなった。今回は、ビシエドと高橋周平に注目する。

 

交流戦で好調を継続しているビシエドは、この試合を終えて、19試合連続安打としている。これは自己最長の記録。このカードでは、長打は1本のみだったが、すべての試合でマルチ安打をマークした。3試合で13打数6安打2打点。前日のインタビューでは「良い感じでスイングできている。続けていきたいね」とコメントしているように、本人の感触も良いようだ。

 

高橋周は、2戦目(9日)に2本塁打を残した。3回に二死2塁から、高めに浮いた変化球をライトポール付近に運ぶ先制弾。9回には、真ん中に入る球を逃さずスタンドイン。この日は5打数4安打4打点。10日は無安打ではあったが、チャンスでの内野ゴロで1打点とした。この3試合で高橋周は、長打が目立つ印象があり、13打数5安打6打点。

 

2005年から始まった交流戦、ここまで楽天と62試合戦い、ドラゴンズの通算成績は32勝29敗1分、勝率.525としている。与田剛監督は、過去に楽天で指導者として務めた経歴を持つ。また、中日に在籍経験のある田尾安志さんや星野仙一さんも楽天で監督を務めていた。

  勝率
2005年 6 2 4 0 .333
2006年 6 4 2 0 .667
2007年 4 1 2 1 .333
2008年 4 2 2 0 .500
2009年 4 2 2 0 .500
2010年 4 2 2 0 .500
2011年 4 3 1 0 .750
2012年 4 3 1 0 .750
2013年 4 2 2 0 .500
2014年 4 4 0 0 1.000
2015年 3 1 2 0 .333
2016年 3 1 2 0 .333
2017年 3 2 1 0 .667
2018年 3 1 2 0 .333
2019年 3 1 2 0 .333
2021年 3 1 2 0 .333
合計 62 32 29 1 .525

 

交流戦開幕前と比較すると、野手の打撃の好調が目立つ。投手陣もパ・リーグの強打者にも負けずに結果を残しているように感じる。埼玉での西武との3連戦で今季の交流戦を終えることになる。交流戦優勝もかかるカードとなるが、チームとしては1つでも多く勝つことが大切。今後の快進撃のきっかけを作ることができるのか、注目したい。

 

個人成績

二塁打 ビシエド
犠打 髙松
暴投 近藤

 

打撃成績 打率
1     大島 5 1 0 .305
2     髙松 3 0 0 .167
3     高橋周 4 0 1 .277
4     ビシエド 4 2 0 .318
5     福留 4 1 1 .213
      武田 0 0 0 .200
6     堂上 3 2 0 .296
    溝脇 0 0 0 .000
7     木下拓 3 1 0 .272
      0 0 0 .286
8     阿部 4 1 0 .209
9     滝野 3 0 0 .103

 

投手成績 防御率
勝野 4    8 2 4 4 3.96
2   ロサリオ 1    1 0 0 0 0.00
3   藤嶋 2    3 1 1 1 2.14
4   近藤 1    0 0 1 1 4.50

 

今後の日程

06/11 vs西武(メットライフ)17:45
06/12 vs西武(メットライフ)14:00
06/13 vs西武(メットライフ)13:00
06/14 試合なし
06/15 試合なし
06/16 試合なし
06/17 試合なし

小笠原が再三ピンチ凌ぐ 今季4勝目

2021年6月9日 日本生命セ・パ交流戦
楽天-中日 2回戦 (中日1勝1敗)
楽天生命パーク宮城

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
中日 0 0 2 1 1 0 2 0 1 7 14 2
楽天 0 0 2 0 0 0 0 1 0 3 8 0

勝:小笠原(4勝2敗)
本:高橋周(3号、4号)

 

小笠原が4勝目

小笠原慎之介が今季11度目の先発マウンドに挑んだ。相手は、試合前の時点で6連勝中の楽天。ここ数試合はイーグルス打線が繋がっているイメージがあり、パ・リーグでは首位に走っている。

 

立ち上がりから調子よく、初回を三者凡退で抑えた。2回には、先頭から2者連続で四球を与えるも、踏ん張った小笠原が2奪三振を奪うなど、ピンチを無失点で脱した。高橋周平の2ラン本塁打で先制点を貰った3回、この日初めての被安打から、ビシエドの失策でピンチを招き、浅村栄斗に適時打を浴びた。さらに、岡島豪郎の打ち取った打球に自身で送球ミスして同点となった。なおも二死満塁としたが、銀次を一直で打ち取った。

 

同点に追いつかれた直後の4回表、福田の三塁打から木下拓哉の適時打で勝ち越しに成功。その裏、先頭打者の安打、犠打で得点圏に走者を置かれた小笠原が、さらに2者連続四球で一死満塁とした。逆転のピンチで中軸を迎えたが、浅村と島内宏明を凡打で仕留めた。5回には堂上直倫二塁打でチャンスを作り、ビシエドの適時打で2点リードに。小笠原もこの援護に応えて、直後の投球は三者凡退に抑えた。若干余裕ができたように見えた。6回も難なく抑えて、7回からは救援陣に繋いだ。この段階で試合をかなり優位に進めることができたのではないか。

 

7回の高橋周とビシエドの連続適時打、9回の高橋周の2本目の本塁打もあり、勝利を収めた。小笠原は、再三のピンチで踏ん張り、6回投げて被安打5、奪三振5、失点2で4勝目を挙げた。自身5月18日以来の白星となった。

 
03.28   6    5 4 0 0
04.04 5 2/3 5 7 2 2
04.11 7    4 6 1 1
04.18   6 2/3 6 3 1 1
04.25 4    6 4 4 4
05.01 5 0/3 7 7 3 3
05.11   6    5 2 3 3
05.18 De 6    4 4 0 0
05.26   6 2/3 5 5 1 1
06.02   6    2 7 0 0
06.09 6    5 5 2 1
4勝2敗 防2.22 65    54 54 17 16

 

個人成績

三塁打 福田
二塁打 堂上
犠打 堂上
盗塁 大島
失策 ビシエド
  小笠原

 

打撃成績 打率
1     大島 5 2 0 .307
2     堂上 4 1 0 .250
3     高橋周 5 4 4 .282
4     ビシエド 5 2 2 .314
      滝野 0 0 0 .115
5   福田 4 1 0 .228
6     木下拓 4 2 1 .271
7     山下 4 1 0 .143
8     阿部 4 0 0 .208
9     根尾 1 0 0 .174
    武田 2 1 0 .200

 

投手成績 防御率
小笠原 6    5 5 2 1 2.22
2   1    0 3 0 0 2.91
3   祖父江     2/3 3 0 1 1 3.57
4   橋本     0/3 0 0 0 0 3.12
5 H 谷元     1/3 0 0 0 0 2.16
6   又吉 1    0 2 0 0 1.23

 

今後の日程

06/10 vs楽天(楽天生命)18:00
06/11 vs西武(メットライフ)17:45
06/12 vs西武(メットライフ)14:00
06/13 vs西武(メットライフ)13:00
06/14 試合なし
06/15 試合なし
06/16 試合なし

交流戦もいよいよ最終週 スタメンの変遷は

18試合に及ぶセ・パ交流戦もこの試合を終えて、残り5試合となった。13試合を終えて、現在7勝4敗2分。交流戦では、投打が上手く絡み合っている印象を受ける。今回は、ここまでのドラゴンズのスタメンを振り返る。

 

vsソフトバンク(DHなし)

vsソフトバンク
1 大島
2 三ツ俣
3 福田
4 ビシエド
5 高橋周
6 阿部
7 木下拓
8 根尾/武田
9 (投手)

ほとんど固定で挑んだ。8番右翼は、1戦目・2戦目が根尾昂、3戦目が武田健吾だった。

 

vs日本ハム(DHあり)

vs日本ハム
  5月28日 5月29日 5月30日
1 大島 大島 大島
2 三ツ俣 滝野 三ツ俣
3 福田 福留 福田
4 ビシエド ビシエド ビシエド
5 高橋周 高橋周 高橋周
6 福留 阿部 木下拓
7 阿部 木下拓 阿部
8 木下拓 三ツ俣 根尾
9 根尾 根尾

今季初のDH制でのカード。指名打者は、1戦目・2戦目には福留孝介、3戦目には木下拓哉を起用した。

 

vsロッテ(DHなし)

vsロッテ
  6月1日、2日 6月3日
1 大島 大島
2 三ツ俣 堂上
3 福田 福田
4 ビシエド ビシエド
5 高橋周 高橋周
6 木下拓 阿部
7 阿部 井領
8 根尾/滝野 木下拓
9 (投手) (投手)

8番右翼は、1戦目が根尾昂、2戦目が滝野要。3戦とも右翼手を変えて挑んだ。このカードの3戦目以降、遊撃は堂上直倫で固定されるようになった。

 

vsオリックス(DHなし)

vsオリックス
  6月4日、6日 6月5日
1 大島 大島
2 堂上 堂上
3 福田 福田
4 ビシエド ビシエド
5 高橋周 高橋周
6 阿部 木下拓
7 根尾 井領
8 阿部
9 (投手) (投手)

堂上、福田永将の活躍もあり、上位打線は固定。下位打線は捕手、右翼を入れ替えつつ挑んだ。

 

vs楽天(DHあり)

vs楽天
6月8日
1 大島
2 堂上
3 福留
4 ビシエド
5 高橋周
6 福田
7 木下拓
8 井領
9 溝脇

そして、この試合は溝脇隼人を二塁で、福留孝介を左翼で起用した。

 

交流戦を通して、指名打者の起用方法を注目ポイントの1つにしていたが、右翼手の入れ替えが目立った。根尾昂、井領雅貴、滝野要、武田健吾、はたまた福留孝介か。誰が頭抜けるのか、今後も注目。

 

試合結果

2021年6月8日 日本生命セ・パ交流戦
楽天-中日 1回戦 (中日1敗)
楽天生命パーク宮城

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
中日 0 0 0 1 0 1 0 0 0 2 9 0
楽天 0 0 0 1 2 0 2 0 x 5 11 0

敗:柳(5勝2敗)
本:福田(3号)

 

個人成績

二塁打 高橋周
  大島
暴投 ロサリオ

 

打撃成績 打率
1   大島 4 2 0 .305
2   堂上 4 1 0 .250
3   福留 3 0 0 .211
4   ビシエド 4 2 0 .312
5   高橋周 4 1 0 .270
6   福田 4 2 1 .227
7   木下拓 3 1 1 .266
8   井領 4 0 0 .256
9   溝脇 3 0 0 .000
    根尾 1 0 0 .176

 

投手成績 防御率
6 1/3 8 5 5 5 1.89
2   橋本  1/3 1 1 0 0 3.12
3   藤嶋  1/3 1 0 0 0 1.89
4   ロサリオ 1    1 0 0 0 0.00

 

今後の日程

06/09 vs楽天(楽天生命)18:00
06/10 vs楽天(楽天生命)18:00
06/11 vs西武(メットライフ)17:45
06/12 vs西武(メットライフ)14:00
06/13 vs西武(メットライフ)13:00
06/14 試合なし
06/15 試合なし

セ・パ交流戦2021vsオリックス

2021年6月6日 日本生命セ・パ交流戦
中日-オリックス 3回戦 (中日1勝2敗)
バンテリンドームナゴヤ

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
オリックス 0 3 0 1 0 0 0 0 0 4 9 0
中日 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 8 0

敗:福谷(3勝5敗)

 

オリックス3連戦を振り返る

2021年のセ・パ交流戦の4カード目、オリックスとの3連戦で、ドラゴンズは初めて負け越した。12試合を終えて、チームは7勝3敗2分。DeNAと同率で首位に走っている。次週の仙台と埼玉の遠征で交流戦を締める。

 

この3連戦は、オリックスの山本由伸、増井浩俊を中心とする投手陣の好投に加えて、チーム打率パ2位の強力打線がかみ合っていたように感じた。この中でいかに奮闘できるか、という点がカギとなった。このカードを通して、今回注目したいのは、福谷浩司堂上直倫

 

福谷浩司は、6日の試合で今季10度目の先発マウンドに上がった。この試合は、序盤に連打を浴びるなどして4失点。中盤からは立て直して6回を投げ切った。今回は敗戦投手となったが、自身2連勝中でこの試合を迎えていた。直近の3試合とそれまでの試合で違っている点として、1つは奪三振数にある。4月29日、5月8日、15日の3試合は18イニングに若干満たず9奪三振。一方で、5月23日、30日、6月6日の3試合は18イニング22奪三振奪三振の数と調子の良し悪しの関係は分からないが、現在の福谷の指標の1つとして、プラスに捉えたい。

 

堂上直倫は、5月28日に1軍登録され、6月3日からスタメン出場している。3日のロッテ戦では、スタメン抜擢の期待に応えるように1打席目で本塁打オリックスとの3連戦でもすべてスタメン出場し、1本ずつヒットを残している。堂上といえば、堅実で軽快な守備が持ち味の内野手である。その一方で、昨年は打撃で結果を出せなかった。98試合に出場した2019年には12本塁打をマークしているように、打力にも魅力のあるプレイヤー。ここまで今季は6試合に出場して4安打2打点、打率.250。ショートは現時点で競争率が高いポジションであり、堂上がその中でも筆頭にいるようだ。

 

ドラゴンズとバファローズ

  勝率
2005年 6 3 3 0 .500
2006年 6 5 1 0 .833
2007年 4 2 2 0 .500
2008年 4 1 3 0 .250
2009年 4 4 0 0 1.000
2010年 4 3 1 0 .750
2011年 4 3 1 0 .750
2012年 4 3 0 1 1.000
2013年 4 2 2 0 .500
2014年 4 2 2 0 .500
2015年 3 1 2 0 .333
2016年 3 2 1 0 .667
2017年 3 1 2 0 .333
2018年 3 1 2 0 .333
2019年 3 2 1 0 .667
2021年 3 1 2 0 .333
合計 62 36 25 1 .590

通算16度目のセ・パ交流戦で、オリックスとは62試合対戦している。通算で中日が36勝25敗1分としており、交流戦の対戦成績の中で最も勝率の高く相性が良い。ここ数年のバファローズといえば、個人的に、ドラゴンズとのトレードを盛んに行うイメージがある。2014年7月29日には、岩﨑恭平さんとのトレードで、三ツ俣大樹が加入した。2019年6月30日には、松井雅人松井佑介さん(現・オリックスコーチ)とのトレードで、松葉貴大、武田健吾が中日に入団。同日、モヤが金銭トレードでオリックスに移籍した。

 

デイリードアラ

6月6日のバク転:成功
今季の成績 25勝9敗(率.735)

捻りを入れて綺麗に成功した。

 

個人成績

二塁打 堂上
犠打 福谷

 

打撃成績 打率
1     大島 4 0 0 .302
      山本 0 0 0
2     堂上 4 1 0 .250
    溝脇 0 0 0
3     福田 3 0 0 .219
      武田 0 0 0 .167
4     ビシエド 4 1 0 .308
5     高橋周 4 0 0 .271
6     阿部 4 1 0 .213
7   根尾 3 0 0 .177
8     3 3 0 .286
    滝野 0 0 0 .115
9     福谷 1 0 0 .273
      ロサリオ 0 0 0
      0 0 0
    山下 1 0 0 .000

 

投手成績 防御率
福谷 6    8 7 4 4 3.90
2   ロサリオ 1    1 0 0 0 0.00
3   1    0 1 0 0 3.05
4   山本 1    0 1 0 0 7.20

 

今後の日程

06/07 試合なし
06/08 vs楽天(楽天生命)18:00
06/09 vs楽天(楽天生命)18:00
06/10 vs楽天(楽天生命)18:00
06/11 vs西武(メットライフ)17:45
06/12 vs西武(メットライフ)14:00
06/13 vs西武(メットライフ)13:00

早めの継投策でリードを守る

2021年6月5日 日本生命セ・パ交流戦
中日-オリックス 2回戦 (中日1勝1敗)
バンテリンドームナゴヤ

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
オリックス 0 0 0 0 2 0 0 1 0 3 6 0
中日 3 0 0 1 0 0 0 2 x 6 8 0

勝:山本(1勝)
セ:又吉(1敗6S)
本:ビシエド(8号、9号)、高橋周(2号)

ヒーロー:山本(1)、ビシエド(3)

 

今日の継投策を振り返る

先発した梅津晃大は、初回から乱調気味だった。2回までに対戦した8人の打者に2四球1死球を与えるが、荒れ気味が上手く作用したか、ヒットは許さなかった。それでも、3回に先頭から2者連続四球を与えたとこで、首脳陣は山本拓実への交代を決断した。3回途中まで5四死球で降板した梅津について、与田剛監督は「札幌でもそういう傾向があったんですけど、これからしっかり本人と話したい。一言で言えばフォームのバランスというところ。どこの意識がどうなっているかというのは、また本人と確認する」と口にしている。

 

初回の福田永将の犠牲フライと、ビシエドの2ラン本塁打で3点リードした状況であったため、梅津の続投も考えられたが、与田監督には余裕がないように感じたのだろうか。そんな局面でマウンドに上がったのは、山本拓実だった。無死1,2塁で中軸を迎えて、四球で満塁にしつつも、2三振を奪い無失点で抑えた。山本はそのまま4回のマウンドにも立ち、試合の流れを整えるように三者凡退で仕留めた。前回の日本ハム戦では、2回4失点と不安な内容ではあったが、2回無失点で今季初白星。「何としてもゼロで帰ってくるという強い気持ちでマウンドに立ちました。自分は気持ちで勝負するピッチャーなので、よかったと思います」と話した。山本の好投で打線にも勢いがつき、4回の攻撃で堂上直倫の犠牲フライで点差を4点に広げた。

 

5回以降は、比較的試合が落ち着きだした。ドラゴンズの好調のリリーフ陣と、チーム打率がパ・リーグ2位のバファローズ打線の対戦が白熱する。まずは橋本侑樹。いきなり連打を浴びて、内野ゴロの間に1点を返され、適時打を許し、2点差に縮められた。なおも中軸を迎える場面だったが、後続を落ち着いて打ち取った。

 

6回は、藤嶋健人。相手打線を翻弄させるような圧巻の投球を披露し、2奪三振を含む三者凡退。2日連続の3人斬りで、今季3ホールド目をマークした。7回は、祖父江大輔。1安打を許すも無失点に抑えた。7ホールド目をあげた祖父江は、これで6試合連続無失点としている。

 

8回のマウンドには福敬登。連打などで1死2,3塁として、同点のピンチを迎えた。続く打者の内野ゴロの間に1点を許したところで、7番手の谷元圭介にバトンを繋いだ。イニング途中での登板が多い谷元だが、今回も本領を発揮して3球で打ち取った。谷元の連続無失点は10試合。これで今季のホールド数を、福が11、谷元が10とした。好リリーフが流れを呼び、その裏の攻撃で、ビシエドと高橋周平の連続本塁打を放ち、3点差に広げた。

 

最終回は、又吉克樹。かつての同僚でもある松井雅人を打ち取り、上位打線に反撃を許さず、試合を締めた。これが6セーブ目。又吉は「そういう場面で回してくれる野手と投手に感謝しているので、精いっぱいやるだけです。守ってくれた野手に感謝したいと思います」と振り返った。

 

先発の梅津の調子があまり良くなかった状況であっても、打線が繋がり、救援陣もそれぞれの役割を果たすようにリレーした、見ごたえのある試合だった。次の試合は、勝利を収めれば、チームの借金を返済することができ、気持ち一新にビジター6連戦を迎えることになる。連続でのカード勝ち越しもかかる重要な1試合となるだろう。

 

デイリードアラ

6月5日のバク転:成功
今季の成績 24勝9敗(率.727)

 

個人成績

二塁打 高橋周
  井領
盗塁 大島

 

打撃成績 打率
1   大島 3 2 0 .307
2   堂上 2 1 1 .250
    髙松 0 0 0 .190
    0 0 0
    谷元 0 0 0
    又吉 0 0 0
3   福田 3 0 1 .224
    武田 0 0 0 .167
4   ビシエド 4 2 3 .309
5   高橋周 4 2 1 .276
6   木下拓 3 0 0 .264
7   井領 4 1 0 .282
8   阿部 4 0 0 .212
9   梅津 1 0 0 .000
    山本 0 0 0
    根尾 0 0 0 .181
    橋本 0 0 0
    藤嶋 0 0 0
    滝野 1 0 0 .115
    祖父江 0 0 0
    三ツ俣 0 0 0 .240

 

投手成績 防御率
  梅津 2 0/3 0 0 0 0 1.59
2 山本 2    0 2 0 0 9.00
3   橋本 1    3 1 2 2 3.18
4 H 藤嶋 1    0 2 0 0 1.93
5 H 祖父江 1    1 1 0 0 3.27
6 H  2/3 2 0 1 1 3.20
7 H 谷元  1/3 0 0 0 0 2.20
8 S 又吉 1    0 0 0 0 1.27

 

今後の日程

06/06 vsオリックス(バンテリン)14:00
06/07 試合なし
06/08 vs楽天(楽天生命)18:00
06/09 vs楽天(楽天生命)18:00
06/10 vs楽天(楽天生命)18:00
06/11 vs西武(メットライフ)17:45
06/12 vs西武(メットライフ)14:00

88年組の奮闘も連勝ストップ

2021年6月4日 日本生命セ・パ交流戦
中日-オリックス 1回戦 (中日1敗)
バンテリンドームナゴヤ

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
オリックス 2 0 0 0 0 0 0 0 0 2 6 0
中日 0 0 0 0 0 1 0 0 0 1 5 0

敗:大野雄(2勝4敗)
本:福田(2号)

 

ハンカチ世代とドラゴンズ

大野雄大が先発マウンドに上がり、同い年の福田永将堂上直倫ビシエドがスタメンに顔を並べた。そんな中、大野雄は初回から苦しみ、4安打を浴びて2失点。2回以降も再三ピンチを招くも、何とか踏ん張り6回2失点でマウンドを降りた。

 

耐え続けている大野雄を援護したい打線だが、オリックスの先発の山本由伸を前に打線は沈黙気味。それでもチームを引っ張ったのは、大野雄と同い年のメンバーだった。先制された直後の攻撃で、堂上がレフトフェンス直撃の二塁打。福田は、4回の先頭での打席でレフトへの二塁打、6回にはライト方向への第2号のソロ本塁打を放った。さらには、1点ビハインドで迎えた最終回、一死からビシエドが左中間を破る二塁打で同点へのチャンスを作った。偶然かもしれないが、ハンカチ世代の選手たちが打撃で魅せた。

 

“ハンカチ世代”というのは、斎藤佑樹(日本ハム)など、1988年4月から1989年3月に生まれた学年の選手を指す。主なプロ野球選手は、田中将大(楽天)、坂本勇人(巨人)、柳田悠岐(ソフトバンク)、前田健太(ツインズ)など、現在の野球界を牽引するメンバーが顔を並べる。

 

現在中日に在籍するハンカチ世代

大野雄大(1988年9月26日)
福田永将(1988年7月23日)
堂上直倫(1988年9月23日)
*遠藤一星(1989年3月23日)
ビシエド(1989年3月10日)
※通常、外国人選手は含まないが、今回の記事の内容に沿うようにビシエドも入れた。

 

今回の試合は、大野雄が不安定ながらも粘りの投球で6回2失点。打線は、チーム5安打のうち、大野雄と同学年にあたる3選手で4安打を占めた。プロ野球ではよく“同年代”の選手を括って扱われることがある。同い年に対して、チーム内外に関わらず、特別意識している選手も少なくないだろう。今回紹介した彼らも恐らくその1つ。同年代の選手たちが団結して活躍すれば、見ているファンにとっても面白さが増すのではないだろうか。

 

デイリードアラ

6月4日のバク転:成功
今季の成績 23勝9敗(率.719)

今回は捻りを入れて成功した。

 

個人成績

二塁打 堂上
  福田
  ビシエド
犠打 阿部

 

打撃成績 打率
1   大島 4 0 0 .302
2   堂上 4 1 0 .200
3   福田 4 2 1 .230
4   ビシエド 3 1 0 .305
    髙松 0 0 0 .190
5   高橋周 4 1 0 .271
6   阿部 3 0 0 .217
7   根尾 3 0 0 .181
8   2 0 0 .091
    福留 1 0 0 .222
    藤嶋 0 0 0
    ロサリオ 0 0 0
9   大野雄 2 0 0 .000
    橋本 0 0 0
    木下拓 1 0 0 .269

 

投手成績 防御率
大野雄 6    6 4 2 2 3.45
2   橋本 1    0 2 0 0 2.25
3   藤嶋 1    0 2 0 0 2.04
4   ロサリオ 1    0 1 0 0 0.00

 

今後の日程

06/05 vsオリックス(バンテリン)14:00
06/06 vsオリックス(バンテリン)14:00
06/07 試合なし
06/08 vs楽天(楽天生命)18:00
06/09 vs楽天(楽天生命)18:00
06/10 vs楽天(楽天生命)18:00
06/11 vs西武(メットライフ)17:45