中日ドラゴンズ研究室

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2021年を振り返る(4) 山井大介

2021年のドラゴンズ各選手を振り返る連載、4人目は現役引退した山井大介

 

山井大介

投手 背番号29 右投右打
1978年5月10日生まれ 大阪府出身
神戸弘陵高-奈良産業大-河合楽器-中日(D6,01年~21年)-中日コーチ(22年~)
2021年:1登板0勝0敗0S (防0.00)
2021年オフの契約:現役引退→中日2軍投手コーチ

 

山井は今季で現役引退を決断し、20年のプロ野球生活に幕を閉じた。落合博満監督時代から先発や救援で期待に応えてきた。2007年の日本シリーズでは岩瀬仁紀さんとの継投による完全試合達成、2013年には無安打無得点試合、2014年には最多勝利と最高勝率のタイトルと、野球界に名前を残した。

 

ファーム
3.24 救援   1 1/3 1 0 0 0
4.07 先発 5    6 1 2 0
4.15 先発 5    6 5 3 3
4.25 先発 5    4 3 2 2
5.02 先発   3    1 2 0 0
5.13 先発 5    9 3 4 4
5.30 先発 5    2 2 1 1
6.09 先発 4 2/3 8 4 4 4
6.17 先発   5    5 2 1 1
6.26 先発 6    4 3 3 3
7.03 先発 5    4 2 1 1
7.11 先発   3    4 3 5 5
7.24 先発 3    5 2 4 1
8.06 救援   2    0 1 0 0
8.21 先発 3    4 3 3 3
8.28 先発 8    11 6 4 4
9.05 救援   1    0 1 0 0
9.14 先発   5    3 2 0 0
9.24 先発 5    5 0 3 3
19登板7勝5敗0S(率3.94) 80    82 45 40 35

 

今季は開幕から2軍生活が続いた。しかし、先発ローテを保ちつつ、年間で先発登板16度。ファームでの勝敗だけで評価すべきではないだろうが、今季は7勝5敗の成績を残した。極端な衰えがあるわけでは無く、8月末に8回を投げ切った試合もあった。また、中日ドラゴンズの公式YouTubeでは、ファームの若い投手に対して良い兄貴分として接している場面も見受けられた。

 

そして、9月30日に引退を発表。10月7日に会見が開かれた。「この1年はつらくて、なかなかしんどかったですけど今後の僕の人生に必ず役に立つ、財産になる1年だったと思っています」と話した。

 

1軍
10.13 先発    1/3 0 1 0 0
1登板0勝0敗0S(率0.00)  1/3 0 1 0 0

 

10月13日のヤクルト戦で現役最後のマウンドに上がり、336度目の登板を迎えた。塩見泰隆に対して、最後は自慢の縦に落ちるスライダーで空振りを奪い、これが通算867個目の奪三振だった。試合後のセレモニーでは、「野球が好きです。大好きです。ドラゴンズが大好きです。全国のドラゴンズファン。ありがとうございます。これで山井大介の野球人生はマウンドを降ります。20年間本当にありがとうございました」と想いを伝えた。

 

来季はチームに残り、2軍投手コーチを務めることが既に決まっている。背番号は83をつける。