中日ドラゴンズ研究室

何かしら頑張ろう

スコアレスドローの長期戦

2021年3月28日 JERAセ・リーグ公式戦
広島-中日 3回戦 (中日1勝1敗1分)
MAZDA Zoom-Zoomスタジアム広島

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
中日 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 5 1
広島 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 10 0

 

3時間半のスコアレスドロー

この日の試合は、9回を終えて両軍無得点の引き分けだった。9回の攻防で得点が入らなかったが、試合時間が3時間半の長期戦。様々なことが起こったこの試合を、じっくり振り返ってみよう。

 

両チームの先発投手

両軍の先発投手は、中日が小笠原慎之介、広島が野村祐輔。両投手とも走者を出しながらも要所を抑えた。野村は中日打線に対して6回を投げて、三者凡退は2度。一方で、小笠原は6回を投げて、全てのイニングで走者を出した。ここまでのドラゴンズの最大のチャンスは、6回の攻撃。大島洋平のヒットから阿部寿樹の送りバントで一死2塁とすると、高橋周平が倒れて、ビシエドが敬遠。二死1,2塁から平田良介が三振を喫した。

 

7回の攻防

広島の2番手はルーキーの森浦大輔。先頭の京田陽太のヒットと木下拓哉の犠打でチャンスを作ると、二死2塁の場面で、投手のところで福留孝介を代打に送った。ここで福留は落ち着いて見極めて四球。二死1,3塁として大島が一ゴロに倒れた。

7回裏、中日の2番手は福敬登。死球と安打などで二死2,3塁として、投手を谷元圭介に交代し、右の鈴木誠也に挑んだ。死球で満塁とし、続く坂倉将吾を二ゴロで打ち取った。この当たりで二塁手の阿部が二塁ベースに送ったが、判定はセーフ。すかさず与田剛監督がリクエストを要求し、判定が覆った。セーフならば走者2人が生還していたが、無得点で抑えた。

 

8回の攻防

広島の3番手はケムナ誠。阿部のヒットから代走の髙松渡が盗塁。再び得点圏に走者を置いたが、平田が内野ゴロで、得点はまたもやお預けとなった。

中日は4番手に又吉克樹を投入した。簡単に2つのアウトを取るが、會澤翼長野久義に連打を浴び、二死1,2塁。ここで又吉は焦ることなく田中広輔から三振を奪った。

 

最終回の攻防

9回の中日の攻撃に、広島の4番手はルーキーの栗林良吏。一死から木下拓と武田健吾が三振で倒れ三者凡退。これで中日の勝利は消えた。

最終回のマウンドは祖父江大輔が登板。西川龍馬と大盛穂のヒット、石原貴規の四球などで二死満塁とした。一打サヨナラの場面で、堂林翔太を三振で仕留めた。

 

試合を振り返って

両チームともにチャンスを生かせなかったという印象が残る試合だった。塁に出るが、チャンスを広げられない中日。複数のランナーを置くも、最後の一本が出なかった広島。言い方を変えれば、両軍の投手力を褒めることもできるような試合。もしも、延長があれば代打起用などの方針も変わっていただろう。小笠原と野村の両先発も続投していたかもしれない。以前も書いたが、今季は“早めの勝負”がカギとなる。このような戦い方を象徴するかのようなゲームとなった。

 

個人成績

二塁打 平田
犠打 阿部
  木下拓
盗塁 大島
  髙松
失策 根尾

 

打撃成績 打率
1   大島 4 2 0 .385
2   阿部 3 1 0 .273
    髙松 0 0 0
    又吉 0 0 0
    祖父江 0 0 0
3   高橋周 3 0 0 .000
4   ビシエド 3 0 0 .182
5   平田 4 1 0 .083
6   京田 4 1 0 .250
7   木下拓 3 0 0 .100
8   根尾 3 0 0 .111
    武田 1 0 0 .000
9   小笠原 2 0 0 .000
    福留 0 0 0 .000
    岡林 0 0 0
    0 0 0
    谷元 0 0 0
    三ツ俣 0 0 0

 

投手成績 防御率
  小笠原 6   5 4 0 0 0.00
2 H   1/3 1 1 0 0 0.00
3 H 谷元   2/3 0 0 0 0 0.00
4 H 又吉 1   2 2 0 0 0.00
5   祖父江 1   2 2 0 0 4.50

 

今後の日程

03/29 試合なし
03/30 vs巨人(バンテリン) 18:15
03/31 vs巨人(バンテリン) 18:00
04/01 vs巨人(バンテリン) 18:00
04/02 vs阪神(京セラ) 18:00
04/03 vs阪神(京セラ) 14:00
04/04 vs阪神(京セラ) 14:00