中日ドラゴンズ研究室

何かしら頑張ろう

小笠原 圧巻の投球で6勝目

2021年7月9日 JERAセ・リーグ公式戦
中日-DeNA 13回戦 (中日6勝6敗1分)
バンテリンドームナゴヤ

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
DeNA 0 0 0 0 0 1 0 0 0 1 5 0
中日 0 1 0 0 0 0 1 1 x 3 9 0

勝:小笠原(6勝4敗)
セ:R.マルティネス(1敗9S)
本:木下拓(7号)

ヒーロー:小笠原(2)、木下拓(3)

 

小笠原6勝目 チームは連勝

前日の柳裕也の好投に続き、この日は小笠原慎之介も圧巻の投球を見せた。初回の三者凡退のスタートから、2回以降も強力なDeNA打線を抑えた。4回、5回も三者凡退に斬り、5回を終えて、危なげない投球が続いた。

 

一方で、打線は2回、先頭の福留孝介がヒットで出塁。スタメンを任される機会が増えてきたベテランが徐々に状態を上げているようだ。さらには木下拓哉、高橋周平の3連打で無死満塁とした。ここで迎える打者は、8日に1軍に戻った阿部寿樹。甘く入った球を逃さず、センターへの犠牲フライ。再びレギュラー入りを目指す阿部が先制打を放った。

 

相手打線も3打席目となると、慣れてくるのか。6回の小笠原は、一死から二塁打を浴び、佐野恵太に同点打を許した。前日に続くロースコアな展開。7回のマウンドにも小笠原が上がった。一発も十分に考えられる打線だが、最後の力を振り絞るように三者凡退に抑えた。

 

同点に追いつかれたが、小笠原の好投を支えている木下拓哉がバットでも貢献。7回の先頭で回ってきた打席で、追い込まれながらもレフトスタンドへ第7号。貴重な決勝弾を放り込んだ。8回には、ビシエドのダメ押しの犠牲フライで2点差に。

 

あとはリードを守るだけ。8回は又吉克樹、9回はR.マルティネスが反撃を許さなかった。特に又吉は四球を許すも、圧巻の3奪三振の好リリーフ。防御率0点台コンビがこの日もエンジン全開だった。これでチームは連勝。Aクラスとの差を詰めていきたい。

 

 
03.28   6    5 4 0 0
04.04 5 2/3 5 7 2 2
04.11 7    4 6 1 1
04.18   6 2/3 6 3 1 1
04.25 4    6 4 4 4
05.01 5 0/3 7 7 3 3
05.11   6    5 2 3 3
05.18 De 6    4 4 0 0
05.26   6 2/3 5 5 1 1
06.02   6    2 7 0 0
06.09 6    5 5 2 1
06.19 5    8 4 3 3
06.26 4    9 3 6 5
07.03 5 0/3 6 7 3 3
07.09 De 7    4 7 1 1
6勝4敗 防2.93 86    81 75 30 28

 

小笠原は、前回までの2試合でともに試合を作り切れなかった。7回を投げ切ったのは4月11日以来。この試合で6勝目を挙げ、二桁勝利も見えてきている。

 

デイリードアラ

7月9日のバク転:成功
今季の成績 30勝11敗(率.732)

捻らずに成功した。

 

個人成績

犠打 小笠原
盗塁 大島

 

打撃成績 打率
1     京田 4 1 0 .258
2   加藤翔 3 0 0 .196
3     大島 4 3 0 .309
    武田 0 0 0 .179
4     ビシエド 3 0 1 .294
5     福留 4 1 0 .221
      R.マルティネス 0 0 0
6     木下拓 3 2 1 .271
7     高橋周 3 1 0 .260
8     阿部 2 1 1 .206
9     小笠原 1 0 0 .120
      福田 1 0 0 .224
      又吉 0 0 0
      根尾 0 0 0 .168

 

投手成績 防御率
小笠原 7    4 7 1 1 2.93
2 H 又吉 1    0 3 0 0 0.96
3 S R.マルティネス 1    1 0 0 0 0.83

 

今後の日程

07/10 vsDeNA(バンテリン)14:00
07/11 vsDeNA(バンテリン)14:00
07/12 vs広島(マツダ)18:00
07/13 vs広島(マツダ)18:00
07/14 vs広島(マツダ)18:00
07/15 試合なし
07/16 オールスターゲーム(メットライフ)

柳の好投で9カードぶりのカード勝ち越し

2021年7月8日 JERAセ・リーグ公式戦
巨人-中日 14回戦 (中日6勝6敗2分)
東京ドーム

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
中日 0 0 1 0 0 0 0 0 0 1 6 0
巨人 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 4 0

勝:柳(7勝4敗)
セ:R.マルティネス(1敗8S)

 

完封勝利でカード勝ち越し

先発した柳裕也が巨人打線をほぼ完璧に抑える好投で7勝目を挙げた。8回無失点の柳に続き、R.マルティネスが三者連続三振で試合を締めて、9カードぶりに勝ち越した。

 

序盤から柳はエンジン全開。初回は三者凡退でスタートを切り、2回は安打と四球でピンチを招くが下位打線を抑えた。3回にも安打を浴びるが、木下拓哉が盗塁を刺した。4回は三者連続三振、5回と6回も三者凡退。7回は先頭打者にヒットを許すが、動じず中軸を斬った。巨人ベンチも仕掛けだした8回、一死1塁から三振ゲッツーで切り抜け、得点を許さなかった。

 

柳の好投に応えたい打線は3回、先頭の根尾昂が四球で出塁すると、柳が1球でバント成功。自身を助ける送りバントで一死2塁とした。そして、柳と同期入団、同い年の京田陽太がレフトの前に落とすヒットを放ち、これが先制の適時打となった。結果的に、この1点を守り切った勝利となった。

 

1回 右飛 遊ゴロ 空三振    
2回 左安 中飛 左飛 四球 三ゴロ
3回 空三振 右安 左飛    
4回 空三振 空三振 見三振    
5回 捕ゴロ 一ゴロ 空三振    
6回 中飛 左飛 見三振    
7回 中安 右飛 捕ゴロ 二ゴロ  
8回 右安 左飛 空三振    

 

先日、中日にも在籍経験のある松坂大輔(西武)が今季限りでの現役引退を表明した。数多くのプロ野球選手がこの右腕に憧れており、柳もその1人。宮崎県の実家から横浜高校へ進学。これも松坂の存在が大きいそうだ。プロの世界で同じユニホームを着て戦ったこともあり、そんな松坂への想いを胸に、今後も柳はマウンドに上がる。

 

 
03.27 4    4 6 3 3
04.03   8    2 8 0 0
04.10   6    6 5 2 2
04.17 8    6 14 0 0
04.24   6    5 5 2 2
04.30 7    4 9 2 2
05.09 8    2 11 0 0
05.16   7    4 9 2 2
05.25 7    6 6 0 0
06.01 9    1 8 0 0
06.08 6 1/3 8 5 5 5
06.18 5 1/3 7 3 5 5
06.25 7    6 5 3 2
07.02 4    8 1 5 5
07.08 8    4 8 0 0
7勝4敗 防2.50 100 2/3 73 103 29 28

 

柳の防御率はリーグ2位。なお、1位は阪神の青柳晃洋(1.83)。奪三振はリーグトップの103。これは74個の2位・濵口遥大(De)と大きく離している。タイトル争いもそろそろ視野に入れていきたい。

 

 

個人成績

犠打

 

打撃成績 打率
1   京田 4 2 1 .259
2   加藤翔 3 1 0 .208
3   大島 4 1 0 .303
4   ビシエド 4 0 0 .297
5   堂上 4 1 0 .232
6   木下拓 4 1 0 .266
7   阿部 3 0 0 .203
8   根尾 2 0 0 .168
9   2 0 0 .120
    R.マルティネス 0 0 0

 

投手成績 防御率
8    4 8 0 0 2.50
2 S R.マルティネス 1    0 3 0 0 0.87

 

今後の日程

07/09 vsDeNA(バンテリン)17:45
07/10 vsDeNA(バンテリン)14:00
07/11 vsDeNA(バンテリン)14:00
07/12 vs広島(マツダ)18:00
07/13 vs広島(マツダ)18:00
07/14 vs広島(マツダ)18:00
07/15 試合なし

福留孝介 竜復帰後初ホームラン

2021年7月7日 JERAセ・リーグ公式戦
巨人-中日 14回戦 (中日5勝6敗2分)
東京ドーム

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
中日 0 1 0 0 0 0 0 0 0 1 7 0
巨人 0 1 0 2 0 0 0 0 x 3 3 0

敗:福谷(4勝8敗)
本:福留(1号)

 

福留 竜で14年ぶり本塁打

福留孝介が今季初本塁打を放った。中日復帰後では初のアーチであり、中日のユニホームを着て本塁打を放ったのは2007年以来の14年ぶり。5118日ぶりの竜での本塁打とのこと。

 

この日の福留は、7月4日のヤクルト戦以来のスタメン出場だった。2回の1打席目、2球で追い込まれて迎えた3球目。「追い込まれていたのでコンパクトに、と思って。良く飛んでくれました」と話すように、高めの直球を右中間スタンドに運んだ。なお、福留の打点は6月10日の楽天戦以来。ここまで47試合に出場し、82打数18安打7打点、打率は.220とした。

 

  累計打率
03.26 代打 0 0 0
03.27 代打 1 0 0 .000
03.28 代打 0 0 0 .000
03.30 代打 1 0 0 .000
04.01 代打 1 0 0 .000
04.02 代打 2 0 0 .000
04.03 5番右 3 1 0 .125
04.04 代打 1 0 0 .111
04.06 De 代打 1 0 0 .100
04.07 De 5番右 3 0 0 .077
04.08 De 代打 2 1 1 .133
04.10 代打 2 1 0 .176
04.13 代打 1 0 0 .167
04.14 2番右 4 0 0 .136
04.16 代打 1 0 0 .130
04.17 3番右 4 2 1 .185
04.18 3番右 4 1 0 .194
04.20 De 3番右 3 0 0 .176
04.21 De 3番右 2 0 0 .167
04.22 De 代打 1 0 0 .162
04.23 代打 1 0 0 .158
04.25 代打 1 0 0 .154
04.29 代打 0 0 0 .154
3・4月 39 6 2 .154

 

  累計打率
05.01 代打 1 0 0 .150
05.03 De 代打 1 0 0 .146
05.08 代打 0 0 0 .146
05.14 代打 1 0 0 .143
05.16 代打 1 1 0 .163
05.21 代打 0 0 0 .163
05.22 代打 1 0 0 .159
05.26 代打 1 0 0 .156
05.27 代打 1 0 0 .152
05.28 6番指 2 0 0 .146
05.29 3番指 4 4 2 .212
5月 13 5 2 .385

 

  累計打率
06.02 代打 1 1 1 .226
06.04 代打 1 0 0 .222
06.08 3番左 3 0 0 .211
06.10 5番右 4 1 1 .213
06.11 西 5番指 4 1 0 .215
06.12 西 5番指 4 1 0 .217
06.13 西 5番右 4 2 0 .233
06.19 代打 1 0 0 .230
06.20 代打 1 0 0 .227
06.23 代打 0 0 0 .227
07.02 代打 1 0 0 .224
07.04 5番右 3 0 0 .215
07.07 5番右 3 1 1 .220
6・7月 30 7 3 .233
合計 82 18 7 .220

 

竜のベテランは、勝負強い打撃に注目するだけでなく、他の選手のサポートにも期待したい。スタメン出場が少ない選手ではあるが、チームの上昇には欠かせない存在だろう。

 

個人成績

二塁打 木下拓

 

打撃成績 打率
1     髙松 4 1 0 .226
      祖父江 0 0 0
      0 0 0
2     京田 4 2 0 .253
3     大島 3 1 0 .304
4     ビシエド 4 1 0 .302
    根尾 0 0 0 .170
5     福留 3 1 1 .220
    武田 0 0 0 .179
6     高橋周 4 0 0 .260
7     木下拓 2 1 0 .266
8     三ツ俣 3 0 0 .242
      福田 1 0 0 .225
9     福谷 2 0 0 .200
      郡司 1 0 0 .500
    井領 1 0 0 .213

 

投手成績 防御率
福谷 6    3 2 3 3 4.59
2   祖父江 1    0 0 0 0 3.54
3   1    0 1 0 0 2.89

 

今後の日程

07/08 vs巨人(東京ド)17:45
07/09 vsDeNA(バンテリン)17:45
07/10 vsDeNA(バンテリン)14:00
07/11 vsDeNA(バンテリン)14:00
07/12 vs広島(マツダ)18:00
07/13 vs広島(マツダ)18:00
07/14 vs広島(マツダ)18:00

2000度目の巨人戦で勝利 連敗脱出

2021年7月6日 JERAセ・リーグ公式戦
巨人-中日 12回戦 (中日5勝5敗2分)
群馬県立敷島公園野球場

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
中日 1 0 0 0 0 0 0 2 0 3 10 1
巨人 0 0 0 0 2 0 0 0 0 2 7 0

勝:谷元(1勝1敗)
セ:R.マルティネス(1敗7S)

 

中日vs巨人の2000試合目

日本のプロ野球85年の歴史の中で、巨人は最初に発足した球団であり、中日は3番目に発足した。この2球団の顔合わせがこの日で公式戦2000試合目となった。このメモリアルなゲームに、ドラゴンズは逆転勝ちを収め、チームの連敗は5で止まった。

 

初回は二死から大島洋平三塁打でチャンスを作り、ビシエドの当たりの弱い内野ゴロで先制した。先発の大野雄大は序盤から好調だった印象。5回に先頭打者に長打を浴びてから流れが悪くなり2失点。逆転を許してもなお内野ゴロでも追加点となる場面だったが、連続三振を奪った。ここぞという場面で三振がとれる。これは大野雄の素晴らしいところだろう。6回にも無死満塁のピンチを招くが、併殺と三振に仕留め、無失点で凌いだ。

 

初回以降、塁に出てもチャンスを広げられない中日打線。それでも8回、先頭の代打・郡司裕也が四球で出塁した。続く京田陽太がバント失敗で追い込まれながら、しぶとくセンター前へ。そして、代走の1塁走者・髙松渡は三塁へ進んだ。無死1,3塁から大島が一二塁間を破る適時打で同点。なおもビシエドも続き、再び逆転した。竜の好調救援陣も無失点で繋ぎ、勝利を収めた。

 

2000度目の顔合わせは、両軍投手の我慢比べのような展開。ちょっとしたミスから失点を招いていたように感じた。これも野球の繊細さが生み出したものだろう。

 

2000試合の軌跡

中日にとって2000試合目の巨人戦。この日の試合を終えて、通算の対戦成績は865勝1074敗61分。85年の対戦の中には歴史的名試合が数多く残っている。1974年の長嶋茂雄さんの引退試合、1994年の10.8決戦などなど。2000安打達成やノーヒットノーランのような大記録達成もある。以下では、個人的に印象深い2006年のリーグ優勝決定試合を取り上げる。本ブログでは、OB選手に対して敬称をつけることを一貫しているが、ここでは省略する。

 

スタメン
1 荒木雅博
2 井端弘和
3 福留孝介
4 T.ウッズ
5 森野将彦
6 井上一樹
7 英智
8 谷繁元信
9 川上憲伸

 

シーズンも終盤に差し掛かった2006年10月10日の東京ドーム。ドラゴンズの優勝が懸かったゲームだった。中日の主砲のウッズが4回に3ラン本塁打で先制し、先発の川上憲伸が8回3失点で踏ん張り延長に突入した。川上の後は、久本祐一岡本真也平井正史と繋ぎ、巨人の投手陣も好投を続けた。

 

11回裏に岩瀬が無失点で抑え、中日の最後の攻撃を迎えた。谷繁元信荒木雅博井端弘和のヒットで満塁として、福留孝介がセンター前ヒットを放ち決勝の適時打とした。なおも満塁で再びウッズがスタンドへ。左中間スタンドに運ぶ特大満塁本塁打で、優勝を大きく手繰り寄せた。落合博満監督も珍しく感情を表に出した。最後は回またぎの岩瀬が締めてーグ優勝を決めた。

 

2000試合に留まらず、今後も中日と巨人の対戦は続く。過去のゲームばかりを引っ張っても仕方ないかもしれないが、過去の歩みがあって今のプロ野球が続いているといっても過言ではない。本ブログも過去の名場面に頼ることを、ここで断言しておく。

 

個人成績

三塁打 大島
犠打 大野雄
失策 溝脇

 

打撃成績 打率
1     溝脇 3 0 0 .000
      根尾 0 0 0 .170
      郡司 0 0 0 .545
      髙松 0 0 0 .224
      武田 1 0 0 .179
2     京田 5 2 0 .247
3     大島 3 2 1 .304
4     ビシエド 3 3 2 .302
5     高橋周 4 0 0 .263
6     加藤翔 2 0 0 .200
    堂上 2 0 0 .232
7     木下拓 4 1 0 .264
8     井領 4 1 0 .217
9     大野雄 1 0 0 .048
      福田 1 0 0 .227
      谷元 0 0 0
      又吉 0 0 0
      三ツ俣 1 1 0 .250
      R.マルティネス 0 0 0

 

投手成績 防御率
  大野雄 6    6 8 2 1 3.34
2 谷元 1    0 1 0 0 2.01
3 H 又吉 1    1 1 0 0 0.99
4 S R.マルティネス 1    0 3 0 0 0.92

 

今後の日程

07/07 vs巨人(東京ド)17:45
07/08 vs巨人(東京ド)17:45
07/09 vsDeNA(バンテリン)17:45
07/10 vsDeNA(バンテリン)14:00
07/11 vsDeNA(バンテリン)14:00
07/12 vs広島(マツダ)18:00
07/13 vs広島(マツダ)18:00

打順大幅変更もドロー

2021年7月4日 JERAセ・リーグ公式戦
中日-ヤクルト 14回戦 (中日2勝9敗3分)
バンテリンドームナゴヤ

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
ヤクルト 1 1 0 0 0 0 1 0 0 3 13 0
中日 0 0 0 0 0 1 0 2 0 3 8 1

本:三ツ俣(1号)、ビシエド(13号)

 

終盤追いつきドロー

7月3日のヤクルト戦の敗戦で5連敗となり、チームの借金は10に。その中で迎えた4日の試合は大幅に打順を入れ替えて挑んだ。

 

  6月30日 7月2日 7月3日 7月4日
1 大島 大島 大島 加藤翔
2 三ツ俣 加藤翔 髙松 三ツ俣
3 高橋周 高橋周 高橋周 大島
4 ビシエド ビシエド ビシエド ビシエド
5 堂上 堂上 堂上 福留
6 福田 福田 加藤翔 堂上
7 京田 木下拓 高橋周
8 武田 木下拓 三ツ俣 郡司
9 (投手) (投手) (投手) (投手)

 

長く1番で固定していた大島洋平を3番に。代わって加藤翔平を1番に抜擢した。3番の起用が続いた高橋周平を7番に置いた。スタメンを並べ替えて迎えた今回の試合だが、本塁打2本のみの得点でドローだった。

 

初回、1番抜擢の加藤翔が粘って四球で出塁。2番の三ツ俣大樹は1球で犠打成功。チャンスを作るも、3番の大島が内野ゴロ、4番のビシエドが左飛に倒れた。3回には先頭の郡司裕也がライト前にヒットを放ち、勝野昌慶の犠打で再びチャンスを作った。二死2塁として三ツ俣の内野安打で1,3塁。しかし、大島の遊飛でまたもや無得点。

 

5回は一死から郡司がこの日2本目のヒットで出塁すると、先発の勝野に代わり福田永将を代打起用。個人的に勝負をかけた早めの交代に見えたが、打線が続かず反撃は出来なかった。しかし、6回の攻撃では、三ツ俣が反対方向へ。2014年以来となる本塁打は、試合の流れを変えるような貴重な一発だった。

 

7回、郡司の四球で髙松渡が代走で登場。盗塁を決めて、加藤翔も四球で出塁して二死1,2塁とした。ここで本塁打を放っている三ツ俣に打席が回るが、三振を喫した。8回は、先頭の大島がヒット。打率3割のラインを行ったり来たりしているが、コンスタントに安打を重ねている。続くビシエドが外の直球をライトスタンドに運んだ。主砲の第13号の本塁打で同点に追いついた。

 

負けなかったゲームと捉えるか、打順入れ替えもむなしくドローと捉えるか。五輪期間の夏季の長期休業までもう少し。前半戦をどのように締めくくるかに今後も注目。

 

デイリードアラ

7月3日のバク転:失敗
今季の成績 29勝11敗(率.725)

捻りを入れずに失敗した。

 

個人成績

犠打 三ツ俣
  勝野
盗塁 髙松
失策 根尾

 

打撃成績 打率
1   加藤翔 2 0 0 .209
      又吉 0 0 0
      武田 1 0 0 .185
2   三ツ俣 4 2 1 .241
3     大島 4 1 0 .300
4     ビシエド 4 2 2 .294
5     福留 3 0 0 .215
      0 0 0
      1 0 0 .306
6     堂上 4 0 0 .237
7     高橋周 4 1 0 .267
    京田 0 0 0 .242
8     郡司 2 2 0 .545
    髙松 1 0 0 .224
      R.マルティネス 0 0 0
9     勝野 0 0 0 .059
      福田 1 0 0 .228
      藤嶋 0 0 0
    根尾 2 0 0 .170

 

投手成績 防御率
勝野 5    9 2 2 2 3.58
2 藤嶋 1    1 1 0 0 2.30
3 1    2 0 1 1 3.00
4 又吉 1    0 2 0 0 1.02
5 R.マルティネス 1    1 0 0 0 0.96

 

今後の日程

07/05 試合なし
07/06 vs巨人(前橋)18:00
07/07 vs巨人(東京ド)17:45
07/08 vs巨人(東京ド)17:45
07/09 vsDeNA(バンテリン)17:45
07/10 vsDeNA(バンテリン)14:00
07/11 vsDeNA(バンテリン)14:00

中日投手陣の打撃を振り返る

2021年7月3日 JERAセ・リーグ公式戦
中日-ヤクルト 13回戦 (中日2勝9敗2分)
バンテリンドームナゴヤ

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
ヤクルト 0 2 0 1 0 0 1 1 0 5 11 0
中日 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1 5 1

敗:小笠原(5勝4敗)

 

最も打っている投手は

先発した小笠原慎之介が1打席目にヒットを放った。投手であっても打席に立って何かしらの仕事をする必要がある。特に、9番打者であることが多く、1番に繋げる役割がある。今回は、今季のここまでの中日の打撃成績を振り返ってみる。

 

投手が打席に立っている際、投げる側にとっては、全力投球をしてこない可能性が高いだろう。死球の恐れとペース配分が理由に挙げられる。とはいえ、投手相手なら抑えて当たり前の気持ちで対戦するはずだ。

 

2021年(7月3日終了) 試合 打数 安打 打点 犠打 打率
11 小笠原慎之介 14 24 3 1 2 .125
17 柳裕也 14 23 3 1 7 .130
18 梅津晃大 3 2 0 0 0 .000
22 大野雄大 12 20 1 0 1 .050
24 福谷浩司 13 13 3 2 4 .231
36 岡野祐一郎 2 1 0 0 0 .000
38 松葉貴大 4 6 1 0 1 .167
41 勝野昌慶 12 17 1 0 1 .059
67 ロドリゲス 2 3 0 0 0 .000

 

現時点で、チーム内の首位打者福谷浩司。さらに福谷は、小笠原慎之介と柳裕也とともに最多安打でもある。また、個人的に驚いたのは柳の犠打7。本職のマウンドでは6勝を挙げて投手陣を牽引しているが、打席でもヒットを残したり、バントを決めたりと役割を果たしている。

 

本ブログでは、投手の打席に関して一度取り上げたことがある。2020年の投手打撃成績を、2021年1月10日投稿の記事にて掲載した。次の表は、そこから一部抜粋したものである。ただし、全投手を扱っているわけではない。

 

2020年(一部) 打数 安打 打点 打率
梅津晃大 12 4 0 .333
福谷浩司 29 6 2 .207
松葉貴大 23 3 0 .130
大野雄大 48 5 4 .104
勝野昌慶 22 2 2 .091
柳裕也 28 2 1 .071
岡野祐一郎 11 0 0 .000

 

昨年は梅津晃大が少ない打席数ではあるが打率3割をマークした。また、福谷は昨年も打撃である程度の結果を残している。

 

福谷は入団当時、救援投手であったため、打席に立つようになったのは比較的最近のこと。しかし、アマチュア時代はそこそこ打撃が良かったそうだ。母校・慶應義塾大学が所属する東京六大学リーグはDH制を採用しておらず、打席の感覚は失われにくいだろう。そうならば、明治大学卒の柳裕也も打撃が得意であることが頷ける。

 

デイリードアラ

7月3日のバク転:成功
今季の成績 29勝10敗(率.744)

前日に引き続き、捻りを入れずに成功させた。

 

個人成績

二塁打
盗塁 髙松
失策 高橋周

 

打撃成績 打率
1     大島 4 1 0 .301
2     髙松 3 0 0 .229
      武田 0 0 0 .192
      井領 1 1 0 .214
3     高橋周 4 0 0 .267
4     ビシエド 3 0 1 .291
5     堂上 4 1 0 .247
6     加藤翔 3 0 0 .220
7     木下拓 2 0 0 .264
    1 1 0 .319
8     三ツ俣 3 0 0 .229
9     小笠原 1 1 0 .125
      藤嶋 0 0 0
      橋本 0 0 0
      根尾 1 0 0 .173
      谷元 0 0 0
      祖父江 0 0 0
      福田 1 0 0 .229
      ロサリオ 0 0 0

 

投手成績 防御率
小笠原 5 0/3 6 7 3 3 3.08
2   藤嶋    2/3 1 1 0 0 2.39
3   橋本    1/3 0 0 0 0 2.81
4   谷元 1    1 3 1 1 2.11
5   祖父江 1    2 0 1 1 3.67
6   ロサリオ 1    1 0 0 0 3.00

 

今後の日程

07/04 vsヤクルト(バンテリン)14:00
07/05 試合なし
07/06 vs巨人(前橋)18:00
07/07 vs巨人(東京ド)17:45
07/08 vs巨人(東京ド)17:45
07/09 vsDeNA(バンテリン)17:45
07/10 vsDeNA(バンテリン)18:00

R.マルティネスが1軍復帰

2021年7月2日 JERAセ・リーグ公式戦
中日-ヤクルト 12回戦 (中日2勝8敗2分)
バンテリンドームナゴヤ

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
ヤクルト 1 1 2 1 0 4 0 0 0 9 15 1
中日 0 0 2 1 0 0 0 0 0 3 7 0

敗:柳(6勝4敗)
本:ビシエド(12号)

 

R.マルティネスが5月下旬以来の1軍

投手陣の崩れからチームは引き分けを挟んで4連敗。そんな中、R.マルティネスが1軍に戻ってきた。いきなり1イニング無失点。今後の活躍に期待。

 

キューバ代表として東京五輪の予選に参加するため、5月下旬からチームを離れていた。残念ながら母国は予選敗退となり、6月8日に来日した。日本での隔離期間を経て、2軍で同行。6月29日のソフトバンク戦に登板した。先頭打者を四球で出塁を許すが、ヒットを許さず1奪三振無失点。この段階で「完璧な状態に近づいている」と話していた。

 

試合前に出場選手登録されたR.マルティネスが、即日登板した。9回の登板に上がり、先頭にいきなりヒットを浴びた。続く打者には真ん中付近の球をフェンス付近まで飛ばされ中飛。さらに一死1塁として、甘く入った変化球を左安。ピンチを招くが、後続を空振り三振と投ゴロで仕留めた。150キロ台前半の直球を投げ込んでいるが、球がやや甘く入っている印象を受けた。しかし、登板機会を重ねるにつれて、解消されるだろう。

 

R.マルティネスとともに救援陣を支える福敬登は、この日のために、R.マルティネスの161キロの計測を記念したTシャツを自腹で用意していた。チームとして、ファンとして待っていた右腕の合流。救援陣の新しい体制にも注目しながら、R.マルティネスの長期的な好調の継続に期待したい。

 

デイリードアラ

7月2日のバク転:成功
今季の成績 28勝10敗(率.737)

捻りを入れずに成功させた。

 

個人成績

二塁打 堂上
  郡司

 

打撃成績 打率
1   大島 2 0 0 .301
    武田 1 0 0 .192
2   加藤翔 5 1 0 .237
3   高橋周 3 2 1 .271
4   ビシエド 4 1 1 .294
5   堂上 4 1 0 .247
    三ツ俣 0 0 0 .238
6   福田 3 0 0 .231
    根尾 0 0 0 .174
7   京田 4 0 0 .242
    R.マルティネス 0 0 0
8   木下拓 3 1 0 .267
9   1 0 0 .130
    郡司 1 1 1 .444
    山本 0 0 0
    福留 1 0 0 .224
    橋本 0 0 0
    溝脇 1 0 0 .000

 

投手成績 防御率
4    8 1 5 5 2.72
2   山本 2    5 2 4 4 6.43
3   橋本 2    0 1 0 0 2.84
4   R.マルティネス 1    2 1 0 0 1.02

 

今後の日程

07/03 vsヤクルト(バンテリン)14:00
07/04 vsヤクルト(バンテリン)14:00
07/05 試合なし
07/06 vs巨人(前橋)18:00
07/07 vs巨人(東京ド)17:45
07/08 vs巨人(東京ド)17:45
07/09 vsDeNA(バンテリン)17:45