中日ドラゴンズ研究室

何かしら頑張ろう

中日-巨人の試合時間

中日と巨人のゲームは、試合時間が短い印象がある。実際にこの3連戦は、

4月13日:2時間26分
4月14日:2時間43分
4月15日:2時間48分

と、いずれも3時間に満たしていない。プロ野球の平均試合時間が3時間を上回る程度であるから、これがいかに短いかが分かるだろう。今回は、中日と巨人の試合時間について取り上げる。

※データは独自に集計したものですので、多少誤っている恐れがあります。ご了承ください。

 

まずは、中日、巨人、および両軍の対戦カードの平均試合時間を比較する。なお、対象の試合は、9回終了のゲームに限る。

[2021年4月15日終了]

2021年 平均試合時間
中日 3時間1分
巨人 2時間57分
中日-巨人 2時間50分

 

[2020年]

2020年 平均試合時間
中日 3時間4分
巨人 3時間7分
中日-巨人 3時間

 

上の表から分かるように、中日と巨人の直接対決での平均試合時間は、それぞれの平均時間より短いことが分かる。ただ、この結果を見て感じたことは、思ったほど極端な差は出ていなかった点である。

 

ここからは私の当初の意見を合理化するような形になる。私はなぜ巨人戦の試合時間が短いと感じたのか。それは、そもそも中日と巨人は、試合時間が短い球団だからであると考えられる。2020年の公式戦のうち9回で終了した試合の平均時間が最も短いのは中日。これに次いで2番目に短い球団が巨人だった。12球団最速2球団どうしの試合であったため、上の表では極端な差に見えなかった。

 

次に、なぜ中日と巨人は試合時間が短いのだろうか。ここでは、この巨人-中日の3連戦を例に挙げて考えてみる。試合時間が短い原因は、あっさりな攻撃と投手陣の安定だろう。この3連戦、両軍ともに得点イニング以外は、打線が繋がらず、打者3~4人で終わることが多かった印象。分かりやすい例でいえば、14日の試合は、巨人が1イニングに5得点を挙げているが、この回を除けば無安打だった。一方で、中日も巨人とほぼ同数の安打数を残すが、連打が無く、あっさりとした攻撃になることが多かったように感じる。これらは、打線への問題がすべてではなく、相手投手の調子なども大きく関係する。実際に、中日の救援陣や巨人の先発投手を中心に、好投が多かった印象。この3連戦に限らず、両軍の試合時間が短くなる要因は以上のことではないだろうか。

 

試合時間が長さとチーム状態の良し悪しは、特に関係が無いものだと考えているため、誤解のないようにお願いしたい。また、以前には本ブログ内の「2021戦力チェック(9) 投手5」にて、大野雄大登板試合の試合時間について調べた。これに続いて、今回は試合時間調査の第2弾だった。今後も、本ブログでは試合内容とは違った話題にも触れていく予定。

 

試合結果

2021年4月15日 JERAセ・リーグ公式戦
巨人-中日 6回戦 (中日1勝4敗1分)
東京ドーム

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
中日 0 1 0 0 0 0 0 0 0 1 8 0
巨人 2 2 1 0 0 0 0 0 x 5 9 0

敗:福谷(1敗)

 

個人成績

二塁打 大島

 

 

打撃成績 打率
1   大島 4 2 0 .328
    髙松 0 0 0 .200
2   京田 4 0 0 .207
3   福田 4 1 0 .174
    谷元 0 0 0
4   A.マルティネス 4 2 0 .300
5   高橋周 4 2 0 .254
6   阿部 3 0 0 .158
7   木下拓 3 0 0 .211
    石橋 1 0 0 .250
8 根尾 3 1 1 .158
9   福谷 1 0 0 .333
    武田 1 0 0 .250
    藤嶋 0 0 0
    井領 1 0 0 .250
    橋本 0 0 0
    滝野 0 0 0 .222

 

投手成績 防御率
福谷 4   7 3 5 5 5.79
2   藤嶋 2   1 2 0 0 0.00
3   橋本 1   0 3 0 0 0.00
4   谷元 1   1 1 0 0 0.00

 

今後の日程

04/16 vs広島(バンテリン) 18:00
04/17 vs広島(バンテリン) 14:00
04/18 vs広島(バンテリン) 14:00
04/19 試合なし
04/20 vsDeNA(横浜)18:00
04/21 vsDeNA(横浜)18:00
04/22 vsDeNA(横浜)18:00