セ・リーグ投手のタイトル争いは
残り試合も少なくなってきた2021年シーズン。タイトル争いに注目が集まるようになってきた。今回は、セ・リーグの投手陣のタイトル争いの近況を振り返る。果たして、中日からタイトル獲得投手は現れるのか。
※ここでは9月22日の全試合終了時の成績を扱います。本ページでの以降の更新は予定していません。
最優秀防御率争い
1 | 柳裕也 | 中 | 2.16 |
2 | 青柳晃洋 | 神 | 2.57 |
3 | 大野雄大 | 中 | 2.90 |
4 | 森下暢仁 | 広 | 3.07 |
5 | 髙橋優貴 | 巨 | 3.13 |
6 | 小笠原慎之介 | 中 | 3.42 |
7 | 西勇輝 | 神 | 3.48 |
8 | 戸郷翔征 | 巨 | 3.81 |
現在、柳裕也がリーグトップの防御率を残している。また、9月21日の阪神戦を終えて、柳はシーズン終了時に必要な規定投球回(143イニング)に1番乗りで到達した。なお、防御率ランキングには、3位に大野雄大、6位に小笠原慎之介も続いている。
勝率第一位投手争い
1 | 青柳晃洋 | 神 | .714 |
2 | 髙橋優貴 | 巨 | .667 |
3 | 柳裕也 | 中 | .643 |
4 | 戸郷翔征 | 巨 | .600 |
5 | 小笠原慎之介 | 中 | .467 |
6 | 森下暢仁 | 広 | .462 |
7 | 大野雄大 | 中 | .400 |
8 | 西勇輝 | 神 | .357 |
本来ならば、シーズン13勝以上を挙げた投手を対象とするが、現時点で到達者がいないため、防御率ランキングの8投手を勝率の順番で並べた。暫定トップの青柳晃洋(阪神)は10勝4敗。中日トップの柳は9勝5敗であり、大差ではない。まずは13勝に到達することを目指したい。
最多勝利争い
1 | 青柳晃洋 | 神 | 10 |
1 | 秋山拓巳 | 神 | 10 |
1 | 髙橋優貴 | 巨 | 10 |
4 | 柳裕也 | 中 | 9 |
4 | 戸郷翔征 | 巨 | 9 |
4 | 九里亜蓮 | 広 | 9 |
7 | 小川泰弘 | ヤ | 8 |
8 | 伊藤将司 | 神 | 7 |
8 | 奥川恭伸 | ヤ | 7 |
8 | ガンケル | 神 | 7 |
8 | 小笠原慎之介 | 中 | 7 |
最多勝利争いは飛びぬけた投手がおらず混戦模様。柳が9勝を挙げて、トップを追っている。まだまだタイトルの行方は読めない。
最多セーブ争い
1 | スアレス | 神 | 33 |
2 | 栗林良吏 | 広 | 24 |
3 | マクガフ | ヤ | 22 |
4 | 三嶋一輝 | De | 21 |
5 | R.マルティネス | 中 | 19 |
6 | ビエイラ | 巨 | 16 |
各球団の守護神を並べた。トップは阪神のスアレスで、広島のルーキー栗林良吏と9個の差をつけている。中日のR.マルティネスは、14セーブであり、タイトル獲得は難しいだろう。
最優秀中継ぎ争い
ホールドポイントランキング
1 | 清水昇 | ヤ | 39 |
2 | 又吉克樹 | 中 | 32 |
2 | 岩崎優 | 神 | 32 |
4 | 山﨑康晃 | De | 30 |
4 | エスコバー | De | 30 |
6 | 今野龍太 | ヤ | 27 |
7 | 中川皓太 | 巨 | 23 |
8 | 高梨雄平 | 巨 | 21 |
8 | 塹江敦哉 | 広 | 21 |
10 | 祖父江大輔 | 中 | 19 |
10 | 福敬登 | 中 | 19 |
中日のトップは又吉克樹。リーグトップであるヤクルトの清水昇との差は7。不可能ではないが、簡単に差は縮められない。逆転すれば、又吉にとってプロ入り初のタイトルとなる。
最多奪三振争い
1 | 柳裕也 | 中 | 145 |
2 | 戸郷翔征 | 巨 | 118 |
3 | 森下暢仁 | 広 | 107 |
4 | 大野雄大 | 中 | 100 |
5 | 小笠原慎之介 | 中 | 98 |
6 | 青柳晃洋 | 神 | 91 |
7 | 大貫晋一 | De | 88 |
8 | 秋山拓巳 | 神 | 86 |
9 | 今永昇太 | De | 84 |
9 | 濵口遥大 | De | 84 |
柳が大きくリードして現在リーグトップ。昨年、タイトルを獲得した大野雄が、4位で追っている。1試合に10三振を奪うことも可能であるため、柳も油断は出来ない。