中日ドラゴンズ研究室

何かしら頑張ろう

雨の神宮 天候も試合の流れも左右

2021年6月29日 JERAセ・リーグ公式戦
DeNA-中日 11回戦 (中日5勝5敗1分)
明治神宮野球場

 

  1 2 3 4 5 6 R H E
中日 2 0 0 0 0 0 2 8 1
DeNA 0 0 0 1 2 0x 3 7 0

敗:大野雄(3勝6敗)

 

天候に恵まれず敗戦

雨が降る神宮球場でのゲーム。セ・リーグ球団のファンの方ならお馴染みかもしれない。悪天候により再三中断を繰り返す中で、試合も動き、6回裏のDeNA攻撃中に降雨コールドで試合が終了した。中日サイドにとっては運の悪い展開だった。

 

初回、中日打線は相手先発の立ち上がりを捉えた。大島洋平二塁打でチャンスを作り、ビシエドの適時打で先制した。さらに、堂上直倫がヒットで繋ぎ、二死1,2塁として、福田永将が適時打を放った。ビシエド、堂上、福田はいずれも先発の大野雄大と同い年であり、同年代の選手が大野雄を援護した。

 

一方の大野雄の立ち上がり、先頭にヒットを浴びるも、木下拓哉が盗塁刺せば、大野雄は2者連続三振。2回以降は、大野雄のギアがどんどん上がっていったように見えた。しかし、3回裏の途中で一時中断。再開後は、下位打線をしっかり抑え、3回を終えて許した出塁は初回のヒットのみだった。

 

調子を上がっていたように見えた大野雄だが、4回には先頭に2者続けて長打を浴びて失点。1点差に詰められた。中日ファンの多くは、なんとか5回までこのまま進み、降雨コールドで勝利を収める形を期待したことだろう。

 

DeNA先発の坂本裕哉も、2回以降は安定した投球が続き、中盤以降は“投手戦”というより“天候との勝負”になったかもしれない。そんな中で迎えた5回裏、DeNA攻撃中に2度目の中断。ここで試合終了が告げられれば、ノーゲームとなってしまう場面だった。なんとか再開できたと思えば、大野雄が牧秀悟、桑原将志に連続適時打を浴びて逆転を許した。この時点で試合は成立。今度はDeNAサイドが降雨コールドを期待するような展開に。

 

6回表、3度目の試合中断。再開して迎えた攻撃、福田と加藤翔平の連打で二死ながらチャンスを作るも、木下拓哉が遊ゴロで無得点。6回裏、4度目の試合中断。このタイミングで試合終了が宣告された。天候も左右し、試合展開も左右し、結果的に中日は敗戦という形になった。

 

4度の中断があったが、中日サイドにとっては、いずれも試合再開を願う状況だった。敢えて攻撃を淡々と終わらせることも作戦としては意外とありだったかもしれない。京田陽太が1軍に戻ってきたこともあり、次回以降の試合で反撃してほしい。

 

個人成績

二塁打 大島
  三ツ俣
犠打 三ツ俣
失策 ビシエド

 

打撃成績 打率
1     大島 3 2 0 .304
2     三ツ俣 2 1 0 .247
3     高橋周 3 0 0 .271
4     ビシエド 3 1 1 .293
5     堂上 3 1 0 .260
6     福田 3 2 1 .235
7     加藤翔 3 1 0 .250
    武田 0 0 0 .182
8     木下拓 3 0 0 .266
9     大野雄 2 0 0 .050

 

投手成績 防御率
大野雄 5 1/3 7 4 3 3 3.47

 

今後の日程

06/30 vsDeNA(神宮)18:00
07/01 試合なし
07/02 vsヤクルト(バンテリン)17:45
07/03 vsヤクルト(バンテリン)14:00
07/04 vsヤクルト(バンテリン)14:00
07/05 試合なし
07/06 vs巨人(前橋)18:00