中日ドラゴンズ研究室

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中日vs阪神が通算2000試合

2021年5月11日 JERAセ・リーグ公式戦
阪神-中日 7回戦 (中日3勝3敗1分)
阪神甲子園球場

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
中日 0 2 0 2 0 0 0 0 0 4 6 0
阪神 1 0 0 2 0 0 1 0 0 4 8 0

本:高橋周(1号)、木下拓(3号)

 

中日vs阪神が通算2000試合

甲子園球場にて無観客で開催されたこの試合、中日と阪神のカードが公式戦通算2000試合目だった。85年のプロ野球の歴史で、2番目に発足した阪神(当時:タイガース)と、3番目に発足した中日(当時:名古屋軍)。これまで数多くの試合が繰り広げられた。通算成績は、中日が1001勝953敗46分と勝ち越しているが、なんともピンとこない数字だ。なお、2000試合に到達したカードはこれが初めて。

 

中日vs阪神の第1試合

2000試合の初戦は1936年4月30日。阪神甲子園球場で行われたこの試合は、タイガースが初回に12得点の猛攻もあり勝利を収めた。この当時にタイガースの4番打者でもある松木謙治郎が監督として絡んだ騒動が、次の事件である。

 

難波事件

1954年7月25日、このカードは放棄試合になった。事件が起こったのは、中日が勝ち越した直後の延長10回裏の阪神の攻撃。ファールチップの捕球による三振か否かの判定を巡って、阪神側が猛抗議。退場者が出て、観客がグラウンドに入るなど、収拾が付かなくなったため没収試合となり、主催側の阪神が敗戦する形になった。松木謙治郎監督は、シーズン後に退任。この一連の騒動は「難波事件」と呼ばれている。

 

立浪和義 サイクルヒット

中日OBの立浪和義さんがサイクルヒットを達成したのは、1997年8月22日の阪神戦(ナゴヤドーム)だった。二塁打本塁打、内野安打で大手とした。最も難しいであろう三塁打だが、広いナゴヤドームと中距離打者の立浪さんは、相性が良かったのかもしれない。4打席目は、外野の穴を抜けて三塁打となり、大記録を達成した。このカードでは、真弓明信さん(阪神/1979年5月20日)、福留孝介(阪神/2016年7月30日)がサイクルヒットを達成した。

 

大野雄大 山本昌 ノーヒットノーラン

比較的記憶に新しい出来事でいえば、2006年9月16日には山本昌さん、2019年9月14日には大野雄大ノーヒットノーランを達成した。山本昌さんは、無四死球による準完全試合で、NPB史上最年長記録となっている。大野雄は、令和初の大記録であり、途中で捕手が交代した上での達成という珍しい記録でもあった。ちなみに、捕手が変わったことにより、大野奨太との同性バッテリーでの達成にもなった。

これ以外の大記録の達成は、大矢根博臣さん(中日/1957年10月12日)、江夏豊さん(阪神/1973年8月30日)、川尻哲郎さん(阪神/1998年5月26日)の3度ある。

 

節目の2000試合目が無観客開催だったことは寂しいように感じる。しかし、この両軍の試合は、今後も名試合が繰り広げられることだろう。

 

個人成績

打撃成績 打率
1   大島 4 0 0 .319
2   京田 4 1 0 .220
3   ガーバー 3 0 0 .143
    武田 0 0 0 .300
4   ビシエド 4 1 0 .274
5   高橋周 3 1 2 .255
6   木下拓 3 1 2 .267
7   阿部 4 2 0 .202
8   根尾 4 0 0 .207
9   小笠原 3 0 0 .143
    祖父江 0 0 0
    0 0 0
    谷元 0 0 0
    又吉 0 0 0
    福田 1 0 0 .246
    R.マルティネス 0 0 0

 

投手成績 防御率
  小笠原 6   5 2 3 3 3.12
2   祖父江     2/3 1 0 1 1 3.77
3       0/3 1 0 0 0 3.60
4 H 谷元     1/3 0 1 0 0 2.70
5 H 又吉 1   0 1 0 0 0.55
6   R.マルティネス 1   1 0 0 0 1.54

 

今後の日程

05/12 vs阪神(甲子園)18:00
05/13 vs阪神(甲子園)18:00
05/14 vsヤクルト(バンテリン)17:45
05/15 vsヤクルト(バンテリン)14:00
05/16 vsヤクルト(バンテリン)14:00
05/17 試合なし
05/18 vsDeNA(横浜)18:00