中日ドラゴンズ研究室

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2021.03.10 オープン戦 中日-西武 2回戦

2021年3月10日 オープン戦
中日-西武 2回戦 ナゴヤ球場

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
西武 3 0 7 0 1 3 0 0 0 14 18 2
中日 1 0 0 0 0 1 0 0 0 2 5 1

敗:福谷(1敗)

開幕投手として調整を進める福谷が3回10失点と乱れた。3番手の福も被弾を含む3失点。又吉、岡田、祖父江は無失点を継続。一方の打線も振るわず5安打。長打と適時打はビシエドのみだった。ナゴヤ球場2連戦は連敗で終わった。

 

二塁打 ビシエド
盗塁 大島
失策 根尾

 

打撃成績 打率
1     大島 3 1 0 .214
      岡林 1 0 0 .167
2     京田 3 1 0 .143
3     阿部 2 0 1 .167
      髙松 2 0 0 .250
4     ビシエド 2 1 1 .364
    武田 0 0 0 .375
    渡辺 0 0 0 .000
5     高橋周 3 0 0 .176
      三ツ俣 1 1 0 .500
6     平田 3 0 0 .188
      三好 1 0 0 .000
7     滝野 4 1 0 .273
8     木下拓 2 0 0 .429
      山下 2 0 0 .000
9     根尾 3 0 0 .111

 

投手成績 防御率
福谷 3 12 1 10 9 27.00
2   三ツ間 2 1 1 1 1 3.00
3   1 2 0 3 3 13.50
4   又吉 1 0 1 0 0 0.00
5   岡田 1 1 1 0 0 0.00
6   祖父江 1 2 0 0 0 0.00

 

24. 福谷浩司

開幕投手に指名された福谷が乱調。初回から4安打を浴びて3失点を喫すると、2回の被安打は打ち取った内野安打の1本のみ。しかし、3回に3ランHRを含む7安打7得点を許した。3イニングで球数は86球。被安打12、奪三振1、失点10だった。3月26日の広島戦に向けて、次回登板の個人的な予想は19日の日本ハム戦。好投を祈るばかりだ。

 

66. ビシエド

ビシエドは、この日のチーム唯一の適時打を放った。大幅ビハインドで迎えた6回の攻撃、二死2塁でまわってきた3打席目だった。インコース低めのストレートを仕留め、センターオーバーへのフェンス直撃となる二塁打ビシエドにとって今季初の打点となった。オープン戦は全て指名打者での出場であり、打率は.364としている。

 
03.06 vs楽天 4番DH 3 2 0
03.07 vs楽天 4番DH 3 0 0
03.09 vs西武 4番DH 3 1 0
03.10 vs西武 4番DH 2 1 1
 
4試合 率.364 11 4 1

 

クローザーから開幕投手

3月5日、与田剛監督は開幕投手福谷浩司を指名したことを明かした。プロ入り9年目での初の大役であり、3月26日の広島戦に備える。福谷は、かつてはリリーフを任されていたが、現在は先発転向しており昨年には好成績を収めている。

慶応義塾大学から2013年にドラフト1位で中日に入団した右腕は、入団当時からリリーフ登板を続けていた。2014年にはリーグトップの72試合に投げ、11セーブをマーク。オールスターゲームにも出場した。以降もクローザーを務めることもしばしばあったが、春季キャンプ前に先発転向を掲げるようになった。正式な転向は2019年。1軍の公式戦でプロ初先発を果たして好投を披露するも、左腰椎の椎間板ヘルニアを発症したことにより、この年は1登板のみに終わった。

2020年の初登板は、開幕から約1カ月経った7月28日の広島戦。6回無失点の好投で、先発ローテ入りを果たした。9月3日の広島戦ではイニング途中の交代に悔し涙を流し、9月19日の阪神戦では試合終盤に打球が直撃して交代したこともあった。様々なことがあったこのシーズンは大野雄大に次ぐ8勝を挙げた。ただ、完投・完封はなかった。

先発でも救援でも根本は同じ。それでも登板までの流れや力配分、打撃での貢献など、違いは様々。時間はかかったかもしれないが、この微妙な違いをこなしている点は、福谷らしいと感じる。2019年のプロ初先発、2020年のシーズン初登板も広島戦。いずれも好投したこの2試合にあやかり、2021年の開幕戦にも期待したい。また、自身初の二桁勝利や完封勝利にも注目したい。