中日ドラゴンズ研究室

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2021.03.03 オープン戦 ソフトバンク-中日 2回戦

2021年3月3日 オープン戦
ソフトバンク-中日 2回戦 PayPayドーム

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
中日 0 0 0 0 0 1 0 0 0 1 4 0
ソフトバンク 0 2 1 0 0 0 0 1 x 4 4 2

敗:勝野(1試合1敗)

投手陣が3被弾を浴び、ソフトバンクに連敗を喫した。先発した勝野は3失点したものの、4回を投げ切り被安打は僅かに3本。2番手で登板した岡野も2回を投げて被安打0と好調ぶりをアピ-ルした。打線では、阿部が適時打となる二塁打を放ったほか、岡林や滝野も長打を放ち開幕1軍へ一歩前進した。

 

三塁打 岡林
二塁打 阿部
  滝野

 

打撃成績 打率
1 根尾 4 0 0 .167
2   京田 3 0 0 .000
    加藤匠 1 0 0 .000
3   高橋周 3 0 0 .000
4   阿部 4 1 1 .143
5   平田 4 0 0 .000
6   滝野 3 1 0 .333
7   木下拓 2 1 0 .500
    井領 0 0 0 .000
8   岡林 3 1 0 .250
9   三好 2 0 0 .000
    1 0 0 .000
    伊藤 0 0 0 .000

 

投手成績 防御率
勝野 4   3 3 3 3 6.75
2   岡野 2   0 3 0 0 0.00
3   又吉 1   0 2 0 0 0.00
4   橋本 1/3 1 1 1 1 27.00
5   鈴木 2/3 0 0 0 0 0.00

 

41. 勝野昌慶

オープン戦2戦目となったこの試合に先発したのは3年目の勝野だった。初回は三者凡退で仕留めるが、2回には二塁打を許してから被弾。3回にも被弾するが、大きく崩れることは無く、被安打3、奪三振3、与四死球0の3失点だった。先発ローテ争いに向けて、次回以降の登板に注目。

 
02.13 vsDeNA 2   2 1 0 0
02.21 vs日本ハム 5   5 1 5 4
03.03 OPvsソ 4   3 3 3 3
 
3試合 防5.72 11   10 5 8 7

 

36. 岡野祐一郎

2番手としてマウンドに上がった岡野は、2イニングを投げて安打を許さない好投を見せた。いきなり二者連続三振から始まり、打者6人を完璧に抑えた。春季キャンプから1軍での対外試合では2イニングの投球が続いており、ここまで好成績を継続している。場合によっては、開幕に向けて先発として調整することも考えられる。

 
02.13 vsDeNA 2   0 1 0 0
02.18 vs巨人 2   1 1 0 0
02.24 2軍vs日本ハム 5   5 3 2 2
03.03 OPvsソ 2   0 3 0 0
 
4試合 防1.64 11   6 8 2 2

 

5. 阿部寿樹

春季キャンプの対外試合から4番起用を受けている阿部が、この日はチーム唯一の適時打をマーク。二死1塁から放った左中間への打球は、オープン戦6打席目での初めての快音となった。右に強い打球を弾き返せることが持ち味の阿部だが、甘い球を引っ張る打球も魅力がある。“右に打てる”という表現より、“右にも打てる”というイメージを強くしてほしいと個人的に感じている。

 

現時点での先発投手の構図とは

そろそろ先発ローテの構成を本格的に固める時期になってきた。春季キャンプでの練習試合やオープン戦を経て、現段階でのドラゴンズの先発ローテ候補を挙げてみる。なお、3月2日に先発した笠原祥太郎は、2軍に合流するとの報道があったため除外する。

練習試合やオープン戦に登板している先発候補の投手でいえば、小笠原慎之介、柳裕也、大野雄大福谷浩司、岡野祐一郎、松葉貴大、勝野昌慶、清水達也あたりとなるか(背番号順)。ただし、大野雄と福谷、松葉は長いイニングでの登板はない。また、岡野の先発登板は2軍の練習試合のみである。山本拓実も先発候補として名前が挙がりそうだが、救援での投球機会が多いように感じ、ひとまずはリリーフで準備を進めるようだ。

ここまで長いイニングを一度に投げた選手は、多少の成績の良し悪しはあっても、とりあえずは一歩リードといっても良いのではないか。上で挙げた8投手のうち、1試合で4イニング以上を投げたのは、

*柳裕也(2月25日)
*岡野祐一郎(2月24日2軍)
*勝野昌慶(2月21日、3月3日)
*清水達也(2月23日)

の4投手。3月に突入し、週4・5試合が組み込まれており、先発ローテの構図が見えやすくなるのではないか。2軍の春季教育リーグでの登板機会にも注目しながら、開幕先発ローテ争いを楽しみにしよう。