中日ドラゴンズ研究室

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2021戦力チェック(28) 野手14

野手編第14回は、三好大倫、渡辺勝の2選手。

 

三好大倫

外野手 背番号30 左投左打
1997年9月28日生まれ 香川県出身
三本松高-JFE西日本-中日(D6,21年~)
契約金:3500万円
年俸:840万円

 

ドラフト6位ルーキーの三好は、即戦力としての活躍が見込める外野手です。香川の高校を卒業後、JFEスチールに入社し、JFE西日本に5年間在籍しました。入社当初は投手としてプレーしていましたが、2019年から外野手に転向しました。ドラフト会議では下位指名でしたが、唯一の社会人ルーキーであり、走攻守での期待が大きい選手です。社会人野球からのプロ入りした外野手としては、大島洋平や井領雅貴のように、1年目からの活躍に注目です。

1年目の春季キャンプでは、北谷組で練習を行っています。初めて投手を相手に打撃練習をした2月4日のフリー打撃では、岡野祐一郎から27球中4本の安打性の当たり。このうち、1本の柵越えを残しました。2月7日のシート打撃では、松葉貴大から内野安打、清水達也からライトフライでした。2月9日の紅白戦、2月13日のDeNA戦では合計6打数無安打。2月16日の日本ハム戦では、満塁のチャンスからレフト前への適時打で、対外試合初安打初打点を記録しました。また、この試合では2盗塁も記録しています。ここからアピールを続け、開幕1軍を目指します。

 

渡辺勝

外野手 背番号31 右投左打
1993年10月14日生まれ 神奈川県出身
東海大相模高-東海大-中日(D育6,16年~)
2020年:19試合3安0点0本(率.200)
年俸:680万円(-20万)

 

大学卒業後、育成外野手として2016年に入団した渡辺は、ファームで好成績を残し続け、2018年オフに支配下登録されました。背番号も「212」から「31」に軽くなりました。2020年は、2019年に続き、開幕1軍入りを果たしましたが、振るわず7月19日に登録抹消。9月のファーム月間MVPを受賞するなどの結果を残し、9月26日に再昇格しますが、10月7日に体幹のコンディショニング不良を発症し、翌日に2軍落ち。そのままシーズンを終えました。

昨年の渡辺は1軍で19試合の出場に留まりましたが、ファームでは42試合に出場し51安打18打点、打率.392と好成績を残しました。個人的には、2軍の試合ではバットでチームトップクラスの成績を残しますが、1軍での代打起用には上手く応えきれていない印象があります。プロ入り6年目を迎える今季の春季キャンプは読谷組。2月9日の紅白戦では1安打をマーク。3年連続の開幕1軍に向けて、若い外野手の争いは過熱しそうです。1軍では走塁や守備での出場が多い渡辺ですが、今季は打撃でのアピールにも注目です。