中日ドラゴンズ研究室

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2021戦力チェック(27) 投手14

投手編第14回は、藤嶋健人、山本拓実の2投手。

 

藤嶋健人

投手 背番号54 右投右打
1998年5月8日生まれ 愛知県出身
東邦高-中日(D5,17年~)
2020年:26登板1勝0敗1セ3H(防3.91)
年俸:1840万円(-160万)

 

2019年1月に血行障害でリハビリに時間を費やしますが、21試合連続無失点などの活躍で、32試合に登板しました。しかし、2020年シーズンは2軍スタートで、初昇格は7月12日。7月28日に一度2軍落ちしますが、9月8日に再登録され、そのままシーズンを終えました。シーズン最終戦となった11月11日の広島戦では、ピンチで最終回のマウンドに上がり、プロ初セーブを記録しました。個人的には好投を続けている印象がありましたが、他の救援陣の抜群の安定もあり、登板数は26試合。契約更改の際には「今年は相手打者と野球の勝負ができなかった」と振り返っていました。

藤嶋は、憧れている上原浩治さんのようにテンポよくボールを投げ込む印象があり、性格面も含めて試合の流れを良くしてくれそうな投手だと感じています。春季キャンプでは北谷組に帯同しており、2月9日に紅白戦に登板。1イニングを投げて1奪三振を含む三者凡退に抑えました。昨年11月に結婚したことで新たな気持ちで今季を迎える右腕には、1軍でのフル回転に期待しています。

 

山本拓実

投手 背番号59 右投右打
2000年1月31日生まれ 兵庫県出身
西宮高-中日(D6,18年~)
2020年:9登板1勝3敗0セ(防5.59)
年俸:1156万円(-44万)

 

3年目の昨シーズンは、開幕ローテ入りを果たしました。6月24日のDeNA戦では5回3失点で黒星しますが、7月1日の阪神戦では6回2失点で勝利投手になりました。以降は好調子が続かず、リリーフへの配置転換もあり、8月13日に登録抹消。ファームでは8試合に先発し、4勝2敗、防御率3.22と好成績を収めました。10月31日に再登録され、シーズン終了まで1軍に帯同。契約更改では微減の提示を受けて、「チームはAクラスだけど、貢献してない。迷惑をかけた」と振り返りました。

山本といえば、小柄な体格からスピードのある直球を投げるイメージがあり、とある記事ではリーグトップレベルでゴロを打たせる割合が高い投手だと紹介されていました。今季の春季キャンプでは、北谷組でアピールを続けています。2月7日のシート打撃では、打者6人に対して被安打3本、1奪三振。2月13日のDeNAとの練習試合では、ばらつきがあったようにも感じたが、2イニングを投げて無失点でした。次回登板からはイニング数を増やす見込みで、開幕先発ローテ争いに注目です。