中日ドラゴンズ研究室

何かしら頑張ろう

2021戦力チェック(24) 野手12

野手編第12回は、ともに日本生命からプロ入りした大島洋平福留孝介

 

大島洋平

外野手 背番号8 左投左打
1985年11月9日生まれ 愛知県出身
享栄高-駒澤大日本生命-中日(D5,10年~)
2020年:118試合146安30点1本(率.316)
年俸:2億5000万円(現状維持)

 

新たな3年契約を結んで迎えた大島の2020年シーズンは、タイトルを獲得しつつ、欠場した試合は僅か2試合のみでした。ほぼ全試合出場を続けることもあってか、オフシーズンには、他球団選手も含めて多くの後輩選手を引き連れて自主トレを行っています。球界の中心選手としても活躍する選手です。1番打者を任されることの多い大島は、広角に打てて、内野安打もあり、昨年は2年連続の最多安打のタイトルを獲得。また、8月18日のヤクルト戦では通算1500安打を達成しました。

守備面も申し分なく、昨年は3年連続8度目のゴールデングラブ賞を受賞。守備範囲の広さは12球団トップレベルといってもいいでしょう。一方で、走塁面に関しては、俊足を武器にしていますが、盗塁数は少し寂しく感じてしまいます。昨年は16盗塁であり、20個を下回ったのは2013年以来でした。盗塁数が伸びてくれば、機動力やチャンスメイクといった面で面白くなりそうです。春季キャンプは読谷組でスタートし、中盤頃には北谷に合流すると思われます。今年もチームのリーダーとしての活躍に期待です。

 

福留孝介

外野手 背番号9 右投左打
1977年4月26日生まれ 鹿児島県出身
PL学園高-日本生命-中日(D1,99~07年)-MLBカブス
 -MLBインディアンス-MLBホワイトソックス阪神(13~20年)-中日(21年~)
2020年:43試合12安12点1本(率.154)
年俸:3000万円(New)

 

約15年の時を経て、黄金期を支えたスラッガーがドラゴンズに戻ってきます。荒木雅博コーチをはじめ、多くのコーチや解説者が期待している選手です。福留はこれまで、日米通算2000本を超える安打を記録し、阪神時代も含めて4度のベストナインを受賞しました。昨年は打撃の調子がなかなか上がらず、43試合の出場に留まり、阪神を退団しました。とはいえ、多くの実績を残したプレイヤーですから、福留の加入はレギュラー争いの一角としての活躍だけでなく、チーム全体の士気向上にも期待できそうです。

今季の春季キャンプは、読谷組で練習メニューをこなしています。初日のフリー打撃では、39スイングのうち柵越え6本。7日のシート打撃では、左中間を破る長打を披露しました。また、順調に調整を続けつつも、若手選手への打撃指導もしているそうです。ネット記事などを見ても、チームに馴染んでいるように見受けられました。現役続行を強く希望していましたから、当然レギュラー獲得を目指してくるでしょう。チームの更なる強化も含めて、福留の活躍ぶりには注目です。