中日ドラゴンズ研究室

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2021戦力チェック(18) 野手9

野手編第9回は、溝脇隼人、福田永将の2選手。

 

溝脇隼人

内野手 背番号48 右投左打
1994年5月17日生まれ 熊本県出身
九州学院高-中日(D5,13年~)
2020年:39試合10安3点0本(率.213)
年俸:900万円(+250万)

 

2020年シーズンはキャリアハイの39試合に出場しました。3月の練習試合での試合前練習で右脇腹を痛め、右内腹斜筋筋膜損傷の診断を受けました。自粛期間との重なりもあり、大きくシーズンに響くことは無かったようです。そして、開幕から約1週間後の6月30日に1軍登録。そのままシーズンオフまで1軍で固定し続けることができました。この点を評価されて年俸はアップ。春季キャンプには1軍組に名前が入っており、「全てレベルアップして、信頼してもらえることが大事」と今季も1軍固定を目指します。

溝脇といえば、俊足に加えて、ミート力と守備力は高く、同じ熊本県出身の荒木雅博コーチを彷彿させる部分も感じます。プロ初出場は、2年目の2014年8月26日のDeNA戦でのスタメン出場であり、この試合でプロ初安打を放ちました。以降は1軍出場の機会は恵まれませんでしたが、2018年にウエスタン・リーグ優秀選手賞を受賞。2019年には右手有鈎骨骨折を受けて離脱しました。昨年は出場試合を増やしましたが、9年目となる今季の更なる飛躍に注目です。

 

福田永将

内野手 背番号55 右投右打
1988年7月23日生まれ 神奈川県出身
横浜高-中日(D3,07年~)
2020年:64試合48安24点5本(率.246)
年俸:5500万円(-1000万)

 

2020年は開幕1軍でシーズンを迎えます。開幕からレフトでのスタメン出場や、代打の切り札で存在感をみせました。7月30日の広島戦では1番起用を受け、先制適時打を放ち、期待に応えました。しかし、8月22日のDeNA戦で足の張りを訴えて途中交代。8月23日に登録を抹消しました。9月3日に再登録されましたが、体幹のコンディショニング不良のため、9月9日に再び登録を抹消。10月23日にも1軍登録しましたが、10月30日の広島戦で左肩を脱臼。12月中旬から打撃練習を再開しており、現在では順調に回復しているようです。

2019年は、主に代打や左翼手として105試合に出場。9月には月間打率3割を超えるなどの活躍で、自身初の月間MVPを受賞しました。2020年も期待されていましたが、相次ぐ怪我もあり年俸はダウンでサイン。肩の脱臼の影響もあり、「ただ焦らずに自分の感覚を確かめながら順を追ってやっていきたい」と、春季キャンプは2軍でスタートします。チームの中ではレフトが少し手薄に感じますが、福田はレギュラーとして最有力かもしれません。今季は2年ぶりの100試合越えに期待します。