中日ドラゴンズ研究室

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2021戦力チェック(16) 野手8

野手編第8回は、三ツ俣大樹、土田龍空の2選手。

 

三ツ俣大樹

内野手 背番号37 右投右打
1992年5月11日生まれ 東京都出身
修徳高-オリックス(D2,11~14年)-中日(14年~)
2020年:8試合1安0点0本(率.167)
年俸:700万円(-100万)

 

2014年7月30日付で、オリックスと中日とのトレードによって、三ツ俣は入団しました。高校通算18本塁打の打力と堅実な守備が魅力の選手ですが、移籍後6年半は1軍と2軍の行き来が多いイメージのある選手です。二塁手三塁手、遊撃手と内野の幅広い守備をこなすことができるため、打率が安定すれば、ユーティリティープレーヤーとして貴重な存在になります。2020年シーズンは、ファームで55試合に出場し、打率3割を残しました。その一方で、1軍での出場は僅か8試合。右打ちの代打枠や守備固めを想定した三ツ俣は、契約更改の際に「一年間、1軍にいることを目標に自分の価値を出したい。直倫さんがライバルになる」と話しました。

今年1月の自主トレは広島の菊池涼介とともに行うようで、守備だけでなく打撃の技術も学ぶと意気込んでいました。数年前には捕手での練習を始めたという話題もあったように、器用なイメージがあり、首脳陣からの期待もあってか、春季キャンプでは1軍組での帯同が発表されています。このまま開幕1軍を目指した飛躍に注目です。

 

土田龍空

内野手 背番号45 右投左打
2002年12月30日生まれ 滋賀県出身
近江高-中日(D3,21年~)
契約金:4500万円
年俸:600万円

 

ドラゴンズのドラフト3位は走攻守揃った高卒ルーキーの土田。高校通算30本塁打、50m走は6秒0、さらには、ショートの守備の評価も高い選手です。与田監督は高い能力を持つ土田に機動力を期待していました。また、荒木雅博コーチに対しては「小さいころから見て憧れていた選手」と口にしており、「守備のことを聞きたい」とキャンプを心待ちにしているようです。

高校時代は、滋賀の強豪でもある近江高校で、1年夏にはレギュラーを掴み甲子園出場に貢献しました。1年秋の県大会、2年春の県大会と近畿大会にて優勝。2年夏の県大会では、打率5割を残して甲子園出場に貢献しました。2年秋からは主将を務め、秋の県大会で優勝。3年春の大会は中止になり、夏の県大会は木製バットで挑みました。打率は.222でしたが、近江高校は県大会でまたもや優勝。甲子園常連校のチームを引っ張った経験や実力も、プロ入り後の活躍に十分期待できる選手だと感じます。ちなみに、プロ志望高校生合同練習会(西日本会場)のシート打撃では、同じくドラゴンズにドラフト指名を受けた福島章太、加藤翼と対戦していました。