中日ドラゴンズ研究室

何かしら頑張ろう

2021戦力チェック(1) 投手1

今回から2021年シーズンに向けての戦力チェックとして、各選手を紹介していきたいと思います。各回2人ほどを目安に取り上げようと考えています。

 

投手編第1回は、小笠原慎之介田島慎二の2投手。

 

小笠原慎之介

投手 背番号11 左投左打
1997年10月8日生まれ 神奈川県出身
東海大相模高-中日(D1,16年~)
2020年:4登板1勝3敗0セ(防4.19)
年俸:1450万円(-450万)

 

昨年のドラゴンズAクラスの最も大きい要因は投手力だと思いますが、先発投手陣は大野雄大が好成績を収めただけにも感じます。周りが若干埋もれたようになったかもしれませんが、次点の投手がもう1人いればと考えてしまいます。この左の候補の1人として小笠原の名前が挙がるでしょう。今年1月は大野雄とともに沖縄で自主トレを行うようです。年齢も若いので、今後の中日の先発投手陣を引っ張っていく存在になってほしいです。

そんな小笠原の2020年シーズンは、自身最低の4登板でした。シーズン終了後には「何もせず終わっちゃった感じ」と話していました。個人的は、制球を課題としているせいか、球数が多くなる印象があります。5回や6回に100球を超える試合を見た方も多いと思います。しかし、みやざきフェニックス・リーグでの登板では、9回を投げ切りました。以前から話題になっている強い下半身を持っていたり、高校時代には全国制覇や日本代表を経験したりと、注目度が大きい投手です。今季は先発ローテの1年間固定を期待しています。

 

田島慎二

投手 背番号12 右投右打
1989年12月21日生まれ 愛知県出身
中部大一高-東海学園大-中日(D3,12年~)
2020年:登板なし
年俸:1500万円(-2750万)

 

昨年4月14日に、右肘内側側副靭帯の再腱手術を受けました。いわゆるトミー・ジョン手術です。リハビリから実戦復帰まで約1年を費やすイメージがあるので、球団が2021年以降の活躍を見据えて、手術を許可したと個人的には考えています。報道によると、10月頃から投球練習を再開しているようです。11月中旬の段階で、「プラン通りに来ている。間違いなく日に日に良くなっています」と口にしていますし、状態次第ではシーズン開幕に間に合うと考えられます。

数年前にはクローザーを任されていたこともありますし、通算385登板は自身にとって武器になる数字だと思います。チームの救援陣の安定化とはいえ、枠が完全に埋まっているわけではありません。心配点としては、1軍で多く投げた実績があっても、フロントから構想外として考えられてもおかしくない年齢だということです。昨年オフには年下の伊藤準規や小熊凌祐が戦力外通告を受けています。タイプが違う投手ですから、比較することが間違っている気もしますが、今年が勝負の1年となりそうです。