中日ドラゴンズ研究室

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2006/10/10 優勝を決める主砲の満塁弾

2020年も10月中旬。本来なら、この時期はシーズンの締めくくりをしている最中であろう。そのため、9月下旬から10月にかけて、優勝を決める大一番が繰り広げられることが多い。そこで、今回は名試合をテーマに記事を書く。ここ数回、過去の名場面の振り返りが多いが、ご愛嬌ということで。

 

痛烈!! 一閃!!

 

中日ファンならお馴染みの名実況かもしれない。2006年10月10日、東京ドームで行われた巨人vs中日。この試合は、延長戦の末に主砲タイロン・ウッズの満塁弾で勝負を決めた。中日はリーグ優勝を果たし、感情的になることが少ない落合博満監督が涙を流した。

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 R
中日 0 0 0 3 0 0 0 0 0 0 0 6 9
巨人 0 0 0 1 0 0 2 0 0 0 0 0 3

本塁打
中:ウッズ2
巨:二岡、高橋由、小久保

 

延長突入まで

2006年のセ・リーグは、夏頃から中日と阪神の2強となっていた。当時の中日は、レギュラー野手や先発投手はもちろん、代打や守備固め、救援投手と采配成功が続く展開が多かように感じる。

10月10日、マジック1で巨人戦を迎えた。4回に4番ウッズの特大の3ランで中日が先制。しかし当時の巨人は、二岡智宏、李承燁、高橋由伸小久保裕紀阿部慎之助と決して気を抜けないラインナップ。中日の先発を任されたエース川上憲伸は、3本の本塁打を許し追いつかれてしまう。中日打線は追加点を取ることができず、試合は延長戦に入った。

 

安定の中日救援陣

2020年の中日は救援陣の安定さを評価されることが多いが、14年前の中日のリリーフも素晴らしかった。8回まで投げた川上に代わって、9回は久本祐一岡本真也、10回は平井正史がほぼ完璧に抑えた。当時の救援投手は彼らに加えて、鈴木義広デニー・友利高橋聡文小林正人。懐かしい名前を単に並べただけだが、リリーフの層の厚さを感じる。なお、後に浅尾拓也が入団し、竜の投手陣は更に堅くなる。

 

強竜打線の爆発

巨人が同点に追いついてからは、比較的落ち着いた試合運びとなった。11回の巨人の攻撃で、中日は4番手岩瀬仁紀を投入。中日がこの試合で優勝を決めるためには勝たなければいけない。守護神岩瀬が三者凡退に抑え、最後の攻撃に繋げた。

そして12回表、巨人の投手は回またぎの高橋尚成。中日は先頭谷繁元信がヒットで出塁。岩瀬はそのまま打席に入るが、バントを決めれず三振する。ここから強竜打線に火が付く。荒木雅博井端弘和の連続安打で一死満塁とする。そして福留孝介が高橋尚の直球をセンターに弾き返した。優勝に向けて、ついに中日が勝ち越しに成功。なおも一死満塁で、追加点を取ればリーグ制覇を決定的にできる場面で、ウッズに打席が回った。先制3ランを打った竜の主砲は、低めの変化球を完璧に仕留めた。

 

痛烈!! 一閃!! 今日は、今日は、スリーランに続いてグランドスラム!!

 

日本テレビの河村アナのこの実況は、現在もなお有名。落合監督と抱き合う姿も印象的である。この回にさらに1点を加え、12回裏に岩瀬が締めて04年以来のリーグ優勝を果たした。決勝打の福留は、セ・リーグMVPと首位打者。2試合連続の満塁弾となったウッズは、打点王本塁打王の2冠を獲得。ベストナインに5人が選ばれたことからもわかるように、オレ流野球を象徴する圧倒的なシーズンだった。

 

欲張った結果、長くなってしまい申し訳ない...