中日ドラゴンズ研究室

何かしら頑張ろう

伝説の試合 10.8決戦 (1)

1994年のペナントレースは、歴史的に残る接戦となった。序盤から首位を独走していた長嶋茂雄監督率いる巨人が8月から9月にかけて失速。一方で、高木守道監督率いる中日が巻き返した。結果的に、10月6日の試合を終えて、巨人と中日の首位争いは、ペナントレース終戦を前に同率で並んだ。10月8日、ナゴヤ球場での優勝決定戦を迎えた。

 

巨人長嶋監督が「国民的行事」と表現したこの試合、ナゴヤ球場は異様な空気に包まれた。当時オリックスでプレーしていたイチローも観客席で観戦していた。

 

両チームのスタメン

中日ドラゴンズ

1 清水雅治
2 小森哲也
3 立浪和義
4 大豊泰昭
5 パウエル
6 仁村徹
7 彦野利勝
8 中村武志
9 今中慎二

 

読売ジャイアンツ

1 コトー
2 川相昌弘
3 松井秀喜
4 落合博満
5 原辰徳
6 グラッデン
7 元木大介
8 村田真一
9 槙原寛己

 

試合経過

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
巨人 0 2 1 2 1 0 0 0 0 6 12 3
中日 0 2 0 0 0 1 0 0 0 3 11 0

 

先制したのは巨人。前年まで中日でプレーしていた4番落合の本塁打もあり、2回の攻撃に2点を先取した。しかしこの裏、中日は1死も許さず、連打と敵失で同点に追いつく。これを受けて、巨人ベンチはすぐに、槙原から斎藤雅樹に変えた。

 

3回には落合の適時打、4回には村田とコトーの一発で、巨人が再びリードした。中日が投手を山田喜久夫に交代した4回、巨人松井が本塁打。これで4点差とした。

 

逆転を目指す中日は、6回裏の攻撃で、彦野の適時打で点差を縮めた。しかし、巨人は7回から桑田真澄に投手を変えて、中日の反撃を許さなかった。

 

普段通りの継投で繋いだ中日とは異なり、槙原-斎藤-桑田の先発三本柱を並べた巨人が勝利を収めた。3時間14分の熱戦の末、巨人のリーグ優勝が決まった。

 

数々のドラマ

この試合が伝説の試合とされているのは、同率に並んだ両チームが最終戦で対決しただけではない。異様な空気に包まれたナゴヤ球場では、様々な出来事が起こった。

・松井の送りバント
・川相が放った幻のホームラン
・立浪の気迫のヘッド
・高木監督辞任の取り消し

次回の記事では、様々な出来事に焦点を当てる。

 

[記事編集]
2020.10.11 誤字訂正